...「白木屋で食事をしよう!」...
...「白木屋のカレーライスがおすすめだよ...
...「白木屋は家族で行くのにぴったりなお店だね...
...「会社の同僚と白木屋で打ち上げをしました...
...「白木屋のランチ定食はリーズナブルでおいしい!」...
...やれ白木屋で反物を五反取ったの...
谷崎潤一郎 「少年」
...渋柿)曙町より(九)白木屋(しろきや)七階食堂で...
寺田寅彦 「柿の種」
...旧臘(きゅうろう)押し詰まっての白木屋(しろきや)の火事は日本の火災史にちょっと類例のない新記録を残した...
寺田寅彦 「火事教育」
...午(ひる)過ぎから帰るつもりでいたが案外気分がいいし天気もいいから白木屋(しろきや)の俳画展覧会を見に行ったらもうすんでいた...
寺田寅彦 「病中記」
...白木屋(しろきや)のへんから日本橋を渡って行く間によく広重(ひろしげ)の「江戸百景」を思い出す...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...あの絵で見ると白木屋の隣に東橋庵(とうきょうあん)という蕎麦屋(そばや)がある...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...白木屋(しろきや)で七階食堂の西向きの窓から大手町(おおてまち)のほうをながめた朝の景色も珍しい...
寺田寅彦 「LIBER STUDIORUM」
...一、軍談物(難波戦記、天草軍記)二、政談、白浪物(鼠小僧、白木屋、大岡裁きの類)三、侠客物(天保水滸伝、関東侠客伝)四、仇討物(一名武勇伝、伊賀越、岩見重太郎)五、お家物(伊達騒動、相馬大作、越後騒動)六、人情、洒落本物(梅ごよみの類)七、伝奇物(八犬伝、神稲(しんとう)水滸伝)八、怪談物(四谷怪談、稲生(いのう)武太夫、鍋島猫騒動)九、教訓物(塩原太助の類)十、戯作(八笑人の類)此等、江戸時代の通俗小説類を一貫して見るのに、勿論当時の幕府の封建的支配の影響の下にあったためでもあるが、次のような諸点がそれ等の作品を通じての特徴として挙げられると思う...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...種子は白木屋(しろきや)で買物をしていたので...
永井荷風 「ひかげの花」
...白木屋(しろきや)百貨店の横手に降りると...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...それだからこの通り先日僕が白木屋へ注文したフロックコートを着ているのさ」と注意する...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...第一番に、神田日本橋の呉服屋、越後屋、白木屋をはじめ、筋の立ったところを全部当ってみましたが、江戸中に毎日、幾つあるか判らない祝言のうちから、神田日本橋のを選(え)り出して聞くなどは、呉服屋へ行ったところで、何の足しにもならないことが判っただけでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...繩(なは)を掛け乍らあつしもほろりとしましたがね」「成程そいつは虐(むご)たらしいな」「まるで白木屋お駒か...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...故松助演じるところの『梅雨小袖(つゆこそで)』の白木屋お駒の髪結(かみゆい)新三(しんざ)をとっちめる大屋さん...
長谷川時雨 「テンコツさん一家」
...白木屋の角で会ったらすぐわたしてくれました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...白木屋の入口で待っていろというの...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...三越、丸善、ホシ製薬、玉屋、天賞堂、白木屋と、まだいくらでもある有名な大商店、大銀行、大会社、大ビルディングがドシドシ復活して、古い暖簾(のれん)を振りまわしている...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...ついこの間も、白木屋で、博物館と毎日主催の「墨蹟と水墨画」の展観があったでしょう...
吉川英治 「小説のタネ」
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