...敵に白旗を上げさせる...
...彼は白旗を掲げた...
...白旗を振る (Wave the white flag)...
...決め手がなかったので、白旗を上げた...
...白旗をあげて、断念する (Give up and surrender)...
...白旗を立てたような有様で...
中里介山 「大菩薩峠」
...例えば白なら白と云う属性の概念があって、白墨、白紙、白旗、雪などという出来上ったもののうちから白と云う属性だけを引き抜いてこの概念の下に詰め込むのが至当でありましょう...
夏目漱石 「創作家の態度」
...平常(ふだん)から白旗の旦那と仲が惡かつた」お勢です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...下で落着いて一パイやるから、そつとお勢を呼んでくれ――と仰しやいましたが、お勢を呼ぶ前にあの騷ぎで――」「板倉屋の旦那と、白旗直八とは、仲が良くなかつたといふ話もあるが」平次の問ひは次第に突つ込みます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...わざと白旗直八に當てさせたのは誰の細工だ」「私ですよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...白旗さんだつて部屋住で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――白旗の旦那が私を突き落した後で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お勢は自分の浮氣を棚に上げて白旗の旦那がお駒に氣があるのを妬(や)いて居ましたよ」「フーム」筋はよく通りますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...白旗直八は自分の腰の物で刺されたんだぜ」平次は漸く鋭い鋒鋩(ほこさき)を現はしました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...白旗直八を殺したのはこの左孝に違ひございません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その方が早いぞ」白旗直八(しらはたなおはち)は如才なく仲裁説を出しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...白旗直八は身を持崩しているが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「それを嗅ぎ付けたのが白旗直八だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...香以は下総国千葉郡寒川の白旗八幡前に退隠した...
森鴎外 「細木香以」
...妻君の精力絶倫に白旗を揚げたような……そうして揚げたくないような神経衰弱の夢みたいなエタイのわからない遺書を書いてアダリン自殺を遂げた...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...二「捕(と)ったっ」「呂布を縛(から)めた!」諸声(もろごえ)あげて、反軍の将士が、そこでどよめきをあげた頃――城頭のやぐらでは、一味の者が、白旗を振って、「東門は開けり」と、寄手へ向って、かねての合図を送っていた...
吉川英治 「三国志」
...二陸(おか)のほうでは穴山梅雪入道(あなやまばいせつにゅうどう)が白旗(しらはた)の宮(みや)のまえに床几(しょうぎ)をすえ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...白旗(しらはた)の宮(みや)の拝殿にかくしておいた一たばの松明(たいまつ)をかつぎだしてきた...
吉川英治 「神州天馬侠」
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