...鳥が鳴いて東の方が白みそめ...
魯迅 井上紅梅訳 「明日」
...うっすらと白みそめた...
海野十三 「宇宙戦隊」
...ようやく暁(あかつき)の微光(びこう)に白みそめた...
海野十三 「爆薬の花籠」
...眼白頬白みそさゞい...
種田山頭火 「其中日記」
...東の空が白みそめるより起きた...
種田山頭火 「其中日記」
...空がわずかに白みそめた湿っぽい夜明けに...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...真暗な空はなかなか白みそうにない...
原民喜 「廃墟から」
...ようやく東のほうが白みそめ...
久生十蘭 「ノア」
...(五)白みそめる頃からの小雨がまだ止もうともしずに朝明の静けさの中に降って居る...
宮本百合子 「悲しめる心」
...……どうぞ、そこをおふくみなされて、あなた方も、身の落着きを他にお求めなされませ」ほどなく、空は白みそめ、彼方の難波(なにわ)通いの船場に集(つど)う客や船頭の高声(たかごえ)がし出している...
吉川英治 「私本太平記」
...……はや夜も白みそめて見えまする...
吉川英治 「私本太平記」
...小窓が白みそめる頃まで幾たびか...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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