...筋としてはキインの方が小説らしくもあり、面白いとも思ふ...
芥川龍之介 「拊掌談」
...さすがのYも青白い牢上りらしい顔色をして...
伊藤野枝 「ある男の堕落」
...白い骨が浮き上って...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...母のいる一本松の村は白い夏雲の下にかすんで見えた...
壺井栄 「二十四の瞳」
...そうかと思うと日附は書いてないのも何となく面白い...
寺田寅彦 「子規自筆の根岸地図」
...その繪は當時の形を傳へて面白い...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...話の面白い連れがあれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...然し一つ面白いと思つたのが今に記憶して居るが...
長塚節 「竹の里人〔一〕」
...潮鳴りの音を聞いたか!遠い波の叫喚を聞いたか!旗を振れツ!うんと空高く旗を振れツ元気な若者達がキンキラ光つた肌をさらしてカラヽ カラヽ カラヽ破れた赤い帆の帆縄を力いつぱい引きしぼると海水止めの関を喰ひ破つて朱船は風の唸る海へ出た!それツ! 旗を振れツ!○○歌を唄へツ!朽ちてはゐるが元気に風をいつぱい孕んだ朱船は白いしぶきを蹴つて海へ!海の只中へ矢のやうに走つて出た...
林芙美子 「蒼馬を見たり」
...つゆは汚れた白いまへだれをしてゐる男に...
林芙美子 「玄關の手帖」
...白い船体がエンジン音でぶんぶんうなっている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...その船首には白い地に赤く円を染め抜いた国の旗が...
本庄陸男 「石狩川」
...寒暖計の水銀が面白い程収縮して往くのには気がついても...
牧逸馬 「運命のSOS」
...村方お構いならしゃるのに白い米の飯でも腹一杯食べて貰おうと思うてな...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...色の白い人であった...
柳田国男 「故郷七十年」
...同時に廊下のくらがりの中に白い浴衣がけで髪をふり乱した妻木君が現われて未亡人の前に立ち塞(ふさ)がった...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...萩(はぎ)の乱るる垣根越しに白い横顔――下婢(かひ)を連れてたたずんだのが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ただ月ばかりが恐ろしく白い...
吉川英治 「宮本武蔵」
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