...白犬が空にのぼっていくのを見たときから...
江戸川乱歩 「天空の魔人」
...天の兒屋の命太祝詞(ふとのりと)言祷(ことほ)ぎ白して...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...こっそりと切(せつ)ない逢う瀬を楽しむところにこそ恋の面白味は存するのである...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...鴉が啼いて椿が赤くてあるきまはれば木の芽のひかり・街はまだ陽がさしてゐる山の広告文字・暮れのこる色は木の芽の白さ私はずぼらでありすぎた...
種田山頭火 「其中日記」
...目白が出て来て囀づりまはる...
種田山頭火 「松山日記」
...小石川白山(こいしかわはくさん)...
永井荷風 「桑中喜語」
...この白骨の温泉へ入り込んで来たのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...素晴らしく面白い...
中島敦 「光と風と夢」
...例(れい)の子供(こども)が面白(おもしろ)半分(はんぶん)にわざと屏風(びやうぶ)の影(かげ)へ集(あつ)まつて...
夏目漱石 「門」
...二「フーム、それは面白いな、俺の方にも、少しばかり思ひ當ることがあるんだが――」錢形平次は唸(うな)りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...随分行って泊ってやるのも面白いだろうな」「宜いんですか親分」「お前一人じゃいけねえ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鉢叩や歩き白拍子(しらびょうし)を邸へ連れこんで乱痴気騒ぎをやらかす...
久生十蘭 「無月物語」
...令嬢(パンノチカ)は白い顔を両手でおさへながら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...人間の心持の活々した面白さと思うが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...面白いことに、今東京の面影を偲(しの)ぼうとするなら、下町を訪ねるに如(し)くはありません...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...漁師村の何んでもない、白髪をたばねた、わごわごした腰の、拭き掃除ばかしして来た老婆だのに、――あちらを歩き、こちらを歩きしながら、幼児の思い出を辿(たど)る風な面差しで、棟を見上げ見降ろし、倦怠を感じる様子もない...
横光利一 「夜の靴」
...今日(けふ)は大原(おほはら)まで兄(にい)さん達の白衣(はくえ)を届けて来るからね...
與謝野寛 「蓬生」
...なお白ばッくれて...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索