...「登楼」をして、上からの景色を楽しんだ...
...昔は宿泊客が多いため、旅館の最上階には「登楼」部屋があった...
...この建物の「登楼」口は正面玄関から奥にあります...
...毎年節分の時、子供たちは地域の方々に向けて「登楼」をする行事がある...
...「登楼」した先には、美しい庭園が広がっていた...
...(一所に登楼(あが)るぜ...
泉鏡花 「婦系図」
...これを目当てにして登楼しても...
高見順 「いやな感じ」
...女郎屋へ登楼して女郎買いをする場合に使われていた...
高見順 「いやな感じ」
...また吉原や深川や品川へ登楼もする...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...料理屋へ行くとか登楼するとかいうことは...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...登楼の客を睥睨(へいげい)しようというものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...この一隊が登楼しようとする...
中里介山 「大菩薩峠」
...登楼の客にふいちやうした...
林芙美子 「瀑布」
...冨勇の思ひ出をしのんでは時々登楼した...
林芙美子 「瀑布」
...その後は登楼(あがる)ことがなくなり...
広津柳浪 「今戸心中」
...ドウセ登楼などの出来そうな柄(がら)でない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...帰郷してゐるうちに旧い友達に伴れられて遊里へ登楼した折に幾度か見たところのひとりの若い芸妓の姿であつた...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...こつそりと村境ひのターバンなどへ登楼して...
牧野信一 「幽霊の出る宮殿」
...二去国三巴遠登楼万里春傷心江上客不是故郷人あゝ...
牧野信一 「浪曼的月評」
...「早春登楼」の詩に「蘇暄身漸健...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そのままふらふらと登楼(あが)ってしまった...
吉川英治 「旗岡巡査」
...客を登楼させて遊ばすなどとは...
吉川英治 「旗岡巡査」
...初めてだが」「登楼(あが)ってみれば分るこってさ」今出て来たばかりの暖簾(のれん)の内へ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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