...勇敢なる君はホツテントツトの尊長(しうちやう)の王座に登るかも知れない...
芥川龍之介 「解嘲」
...われも倶に登るべきか...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...一息に一歩と登るだけである...
石川欣一 「可愛い山」
...私は久しく登る機会を得なかった鹿島槍を再び訪れるべく...
石川欣一 「可愛い山」
...わたしは天にも登るやうな嬉しさで眞に過去の惱みから救はれたことを感じました...
石川三四郎 「浪」
...此所(ここ)まで登るには随分長い年月を費やしたのである...
大隈重信 「始業式に臨みて」
...あるいはシュタインマンを積みに小さなグラートツァッケに登るのも面白い...
大島亮吉 「涸沢の岩小屋のある夜のこと」
...大蟻の座敷に上る暑さかな 正雄ゝゝゝ座敷に上るゝゝゝゝ 無楽ゝゝゝ座敷に上るゝゝゝゝ 今更ゝゝゝ畳に登るゝゝゝゝ 機明今までの句に似寄ったのはたくさんありましたが同一のものがこの「座敷に上る」に至って初めて現れました...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...八幡宮の岡に登る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...朝起きると子供たちは牛をひいて牧へ登る...
永井隆 「この子を残して」
...それを登ると宇陀郡(うだごおり)萩原の宿へ出る...
中里介山 「大菩薩峠」
...御天守に登る第一の関門であるから...
中里介山 「大菩薩峠」
...胆吹の山には夜登ることになっているのです」「ですけれども……」「あなたは怖がっていらっしゃる...
中里介山 「大菩薩峠」
...猶太人がその痩馬を鞭打つて丘の上へ登るにつれて下の方に柳の並木が姿を現はした時...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...池田は茶屋の二階に登ると...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...その上に登ると城がよく見える...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...さて百千の段ある坂を我はひた登りに登る...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...明泉寺からは登るばかりで...
吉川英治 「随筆 新平家」
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