...ただの桜だった事を発見すると...
芥川龍之介 「神神の微笑」
...現象の真の内容を発見するためにあらん限りの観察と努力を尽くした...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...昔のままの十八の少女の姿をした彼女を発見するまでには...
池谷信三郎 「橋」
...少しも美を発見することは出来ません...
石川三四郎 「農民自治の理論と実際」
...とにかく私が第一にこの現象を発見するに至ったのは...
海野十三 「地球盗難」
...きっと発見するに相違ありません……そこにどんな事件が出来(しゅったい)するか...
ストックトン Francis Richard Stockton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...現在いうにいわれぬ事がどこかでいいあらわされているのをわれわれは発見するかもしれない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...たぶん諸君はついに地球の内部に降りていくべき「シムスの穴」〔ジョン・シムス(一七八〇―一八二九年)は地球が中空で両極に穴があるという説を立てた〕を発見するかもしれない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...無であるとは言われ得ない或るものの無数の観念をば私が私のところで発見するということである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...新たな衝動を与える何物かを発見する事は決して珍しくはあるまいと思うのである...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...第一は自然に於て事実的に存在し又は生起するものを介して永久的の形相なる本質を発見するに努める仕方であって...
戸坂潤 「性格としての空間」
...友誼(ゆうぎ)に対する愛の中に発見するに違いない……」ラキーチンは熱狂してしまって...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...往々にして発見することがある...
新渡戸稲造 「自警録」
...この共通を人類と植物との間に発見するとき...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...「接近」していることを発見する...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...「海軍」やってるうちに不用意なところをどし/″\発見するが...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...残雪に濡れて確然(はっきり)と印された新しい車輪(タイヤ)の跡を発見することは...
牧逸馬 「双面獣」
...既にある真理をただ発見するというのでなく...
三木清 「哲学入門」
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