...この悲しい事実を発見すると君は躍起となって次のページをまくる...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...空っぽの塵芥車でも発見するのが関の山であろう...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...教条理想等の分子を発見することあり...
高木敏雄 「比較神話学」
...そうして二度三度とちがった時に読み返してみるごとに新しき何物かを発見するかしないかである...
寺田寅彦 「科学と文学」
...その中から発見するのが...
徳田秋声 「黴」
...吾人はこれをほかにしてさらに他にやむをえざるの理を発見することあたわざるなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...各種の意味を発見する...
戸坂潤 「思想としての文学」
...この質をもつ一群の物質の量的規定を発見することであるが...
戸坂潤 「読書法」
...価値の観点は歴史の事実が原則を結論する処に発見する...
戸坂潤 「認識論としての文芸学」
...そしてこの具体的な何かを――エディプに於けるアンチゴオヌやラスコーリニコフに於けるソーニャの如きものを――発見するためには...
豊島与志雄 「故郷」
...総(すべ)ての真に価値を発見する自然主義もまた充分なる生命を存して...
夏目漱石 「教育と文芸」
...『蚯蚓の後からはきっと人間がついて来る』と云う真理を発見するだろう...
葉山嘉樹 「信濃の山女魚の魅力」
...ただ(経験的に)諸々の対象・事物の間の関係だけを発見するので...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...女売子の殺人犯人を発見するためにパリで用いられた手段や...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...花弁の絹のやうなあんなに繊弱な織物の中へ切り込む秘伝を何時になれば発見することか...
牧野信一 「卓上演説」
...それはいたるところに何かしらもっともらしい理由を発見するからだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その原因を発見するためには...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...まざまざと偽瞞(ぎまん)の法衣(ころも)につつまれた獣心の相(すがた)を自身の中に発見する...
吉川英治 「親鸞」
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