...彼は歌や発句が作れないとは思っていない...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...今はもう発句は覚えていない...
芥川龍之介 「追憶」
...発句は他の文芸的形式と...
芥川龍之介 「発句私見」
...これは何も発句よりも十四音だけ多いのにはよらぬ筈である...
芥川龍之介 「発句私見」
...紹巴は発句から読み下してみると...
薄田泣菫 「茶話」
...その時友人のお母さんも発句を作るといって思案するような顔をしていられましたが...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...単に挨拶の意味ばかりでこの発句脇句を解するのはいけない...
高浜虚子 「俳句への道」
...前に言った「発句は読者を共同作者とする」という事と密接につながっていることはもちろんである...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...しかし歴史的に見ても連俳あっての発句である...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...あなたが発句(ほっく)をつくるので考え込むから...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...彼奴(あいつ)は発句師(ほっくし)...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...宗鑑(そうかん)に至りては発句に俳諧を用ゐたるのみならず...
正岡子規 「古池の句の弁」
...とても芭蕉流の発句などはつくれさうでない...
正宗白鳥 「月を見ながら」
...するとその家の亭主か誰かが「夕立にぬれて骨まで腐れ儒者」という発句をかけた...
柳田国男 「故郷七十年」
...人はただ発句(ほっく)の出丸(でまる)に籠城(ろうじょう)して...
柳田国男 「木綿以前の事」
...一言でいうならば発句(ほっく)はきらいである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...むしろ発句の極度なる流行が...
柳田国男 「木綿以前の事」
...「勇(いさ)み立つ鷹(たか)引すうる嵐かな」という発句(ほっく)をもって始まっている一聯(いちれん)である...
柳田国男 「木綿以前の事」
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