...ツグミ云々(うんぬん)とあるのは漱石氏が胃潰癰(いかいよう)を再発して死を早めたのはツグミの焼鳥を食ったためだとかいう話があったのによるのであろう...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...肺炎や癰(よう)...
長岡半太郎 「ノーベル小傳とノーベル賞」
...親分」「上総屋の死に様が怪しいとでも言うのか」「二年も前から癰(よう)を患っていたっていうから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...親分」「上總屋の死に樣が怪しいとでも言ふのか」「二年も前から癰(よう)を患つて居たつていふから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
......
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...夢に犬に噬まれたと思つた所に跡で癰が呈はれ...
森鴎外 「夢」
...癰(よう)というできものの出来た時に...
柳田國男 「日本の伝説」
...「癰瘡(ようそう)と拝診つかまつりました...
吉川英治 「私本太平記」
...おそれながら癰は古来から命とりと申すほど難治の病...
吉川英治 「私本太平記」
...人のからだでは癰(よう)だが...
吉川英治 「私本太平記」
...彼の癰(よう)はやはり命取りの癰だった...
吉川英治 「私本太平記」
...癰(よう)だったのだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...癰といえば、命とりである...
吉川英治 「新・水滸伝」
...癰(よう)をおわずらいなすッたんで...
吉川英治 「新・水滸伝」
...背なかの真ン中に癰(よう)というものを病んだ...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...伊勢湾颱風の被災地は私には“日本の癰”におもえてならない...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...孔子衛(えい)に於ては癰疽(ようそ)を主(やど)とし...
和辻哲郎 「孔子」
...しかるに癰疽と侍人瘠環とを主(やど)とせば...
和辻哲郎 「孔子」
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