...詩人が毎朝のやうに其辺(そこら)の森へ散歩に出かける癖があるのを聞いたので...
薄田泣菫 「茶話」
...文章をゆっくり調べて読む癖があるので...
太宰治 「弱者の糧」
...僕の事で喧嘩をしたんぢやないかな? と思つてしまふ癖がある...
太宰治 「津軽」
...覚えず知らず時計を見る癖があるものですが...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...この医師は看護婦の観察を無視する癖がある...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...世間では往々科学者を非常識な朴念仁と決めてかかる癖がある...
戸坂潤 「思想としての文学」
...人の耳を引っ張る癖がある...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一語(ひとこと)一語(ひとこと)に手招ぎするような風に手を動す癖がある...
永井荷風 「申訳」
...彼らの中に先天性の放浪癖があるのか? ――そうではない...
永井隆 「この子を残して」
...自分は自分の生活中もっとも色彩の多い当時の冒険を暇さえあれば考え出して見る癖がある...
夏目漱石 「坑夫」
...彼らは彼らの取扱う材料から一歩退(しりぞ)いて佇立(たたず)む癖がある...
夏目漱石 「中味と形式」
...人の金でも自分の金でも悉皆(しっかい)この紙入の中に入れる癖がある...
夏目漱石 「文鳥」
...事もなげに軽侮の口調をもって吾輩を評価する癖があるははなはだよくない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...直ぐ転がる癖があるんだろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...なんぞやその社会全体が侮辱されでもしたように思いこむ癖がある...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...気が狂い出すと自分は押入れの中へ這入る癖があるから...
横光利一 「馬車」
...せつ子の結婚式用の魚を揃える約束で今から米を催促している老婆の苦労は、こうして朝毎の姉妹喧嘩となって、台所をばたばたと活気づけるのだが、この利枝は来るたびにまた板の間を、拭く癖がある...
横光利一 「夜の靴」
...わたしの癖がある...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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