...――年とつた癈人と童子とは...
芥川龍之介 「庭」
...白樺所載)二人の癈人自分は見た...
千家元麿 「自分は見た」
...癈人だ...
千家元麿 「自分は見た」
...一生快癒する望みのない癈人としてぶらぶらしてゐるものの...
武田麟太郎 「現代詩」
...癈人(はいじん)という刻印を額に打たれる事でしょう...
太宰治 「人間失格」
...まさに癈人...
太宰治 「人間失格」
...「癈人」は、どうやらこれは、喜劇名詞のようです...
太宰治 「人間失格」
...私も俳人から癈人になりつつあるのだらう!□俳句性――単純...
種田山頭火 「其中日記」
...伯は未だ遽に政治的死亡を遂ぐるの癈人に非るなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...秋晩巡二北邑一先王遺制省二秋収一行到二辺荒一意更愁 村似二癈人痿不一レ起 民如二墜葉散難一レ留 寒流病レ渉纔横レ木 衰草救レ飢猶牧レ牛 非レ有二問窮連日苦一那看紅樹百峰秋章句のうち...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...柴田弾右衛門が癈人同様になって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...紫田彈右衞門が癈人同樣になつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...越後屋の主人金兵衞が癈人(はいじん)となつてしまつた今となつては...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ほとんど癈人(はいじん)と言つてよく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...取締の大事な隱居は癈人で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分の娘がみすみすそんな癈人同樣になつてゆくのを自分の力ではどうにもならないことを...
堀辰雄 「ふるさとびと」
...癈人みたようになってしまうのです...
夢野久作 「狂人は笑う」
...戦乱が生んだ餓鬼道(がきどう)の巷(ちまた)では、癈人、穀(ごく)つぶし、足手まとい以外の何者とも視(み)られなかったといってよい...
吉川英治 「私本太平記」
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