...瘴気が立ち込めていて、外に出るのが嫌になる...
...瘴気で咳き込んで、一週間風邪を引いてしまった...
...瘴気のために植物が育たない地域もある...
...瘴気による影響を避けるため、マスクを着用する...
...瘴気による健康被害を防止するため、定期的に換気する...
...瘴気(しやうき)の如く纏綿(てんめん)してゐた...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...乃至は瘴気(しやうき)に触れ候者のみに有之(これあり)...
芥川龍之介 「尾形了斎覚え書」
...哲学上の物質主義者……」夜更(よふ)けの往来は靄(もや)と云うよりも瘴気(しょうき)に近いものにこもっていた...
芥川龍之介 「彼 第二」
...まるで古沼の底から立つ瘴気(しょうき)のように...
芥川龍之介 「妖婆」
...まるで目に見えぬ瘴気(しょうき)の湧きあがるように不吉な空気が追々(おいおい)色を深め...
大阪圭吉 「三狂人」
...瘴気(miasmata)やその他のしばしば赤痢および発熱を起こすと信じられていた原因によってこれらの寄生虫が起こるとは考えられないからである...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...これらの想定上の悪臭は後に沼地瘴気と呼ばれるようになり植物質や動物物質の分解によって生じたものと考えられた...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...しかし瘴気またはある種のマラリア(古語)は間欠熱の原因として今でも非常に一般的である...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...いつはりと此の世の瘴気とを俺から遠ざけてくれ...
ボードレール 富永太郎訳 「午前一時に」
...瘴気(しやうき)の中で瞬きをするであらう...
中原中也 「山羊の歌」
...瘴気のような不気味な霧がまた朦朧と島の周りを立ち迷いはじめ...
久生十蘭 「海豹島」
...瘴気(しょうき)のような薄い霧...
久生十蘭 「地底獣国」
...瘴気(しょうき)のような薄い霧が仄暗く立ち迷い...
久生十蘭 「地底獣国」
...この沼沢地(カデーラ)全体が蘇鉄花(イリアム・ソニア)の媚薬の瘴気に包み込まれ...
久生十蘭 「地底獣国」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...光りにすかして見ると湿気地の薄い水の表面には瘴気の泡が蟹の呼吸のやうに沸々としてゐた...
牧野信一 「籔のほとり」
...炎熱や瘴気(しょうき)の苦しみを受けることが少ないであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...山間の駅ゆゑ瘴気冷然たり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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