...鞠躬(きっきゅう)尽瘁(じんすい)...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...自己のために共同生活に必要なる全ての条件の修養に尽瘁する...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...怪賊黄金仮面の逮捕に尽瘁(じんすい)していた関係上...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...ともに博士の手足となって数年来この事業のために尽瘁(じんすい)しているという...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...日夜國の爲に盡瘁せさせられて...
大町桂月 「箱根神社祈願の記」
...「過去四カ年間ナチス政権は専ら文芸復興に尽瘁し...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...身をささげて尽瘁(じんすい)し...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...兄のルドウィヒはロシヤの爲めにバクの石油を配布するに盡瘁したが...
長岡半太郎 「ノーベル小傳とノーベル賞」
...嵐瘴多き貧郡の治務に尽瘁されたのである...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...自然らしいといえばいかにも自然らしいペロットの発展に尽瘁するのである...
久生十蘭 「海難記」
...もっぱらその事務に尽瘁していたので...
久生十蘭 「湖畔」
...自分らはひたすら国家のために尽瘁(じんすい)せん事を誓いおりしに...
福田英子 「妾の半生涯」
...絶て自己の利害を顧みずに國家のために盡瘁する中に求めた...
森鴎外 「古い手帳から」
...ある者は欧風の讃美に尽瘁(じんすい)する...
柳宗悦 「工藝の道」
...朴君はかつて大邱において農村の副業に尽瘁(じんすい)したという...
柳宗悦 「全羅紀行」
...製作したのは永年斯道に尽瘁された山本国蔵氏の技による...
柳宗悦 「和紙十年」
...兄としては高松のすべてをあげて水戸家に尽瘁(じんすい)したいであろうに...
山本周五郎 「新潮記」
...その焦瘁(しょうすい)疲労の状は見るも気の毒な位であった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
便利!手書き漢字入力検索