...既に平氏にして西国の経営に尽瘁す...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...鞠躬(きっきゅう)尽瘁(じんすい)...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...何故なれば女子が新しき時代の教育者たる時は彼等は最大なる社会的職務のために尽瘁(じんすい)してゐるからである...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...自己のために共同生活に必要なる全ての条件の修養に尽瘁する...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...満々たる覇気を抱いて党のために尽瘁した田中正造をおもえば...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...日夜國の爲に盡瘁せさせられて...
大町桂月 「箱根神社祈願の記」
...食足らず体瘁(つか)るるをもって窮すとなさば...
中島敦 「弟子」
...嵐瘴多き貧郡の治務に尽瘁されたのである...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
......
仁科芳雄 「NIELS BOHR」
...もっぱらその事務に尽瘁していたので...
久生十蘭 「湖畔」
...自分らはひたすら国家のために尽瘁(じんすい)せん事を誓いおりしに...
福田英子 「妾の半生涯」
...小石川(こいしかわ)竹早町(たけはやちょう)なる同人社(どうにんしゃ)の講師として頗(すこぶ)る尽瘁(じんすい)する所ありしに...
福田英子 「妾の半生涯」
...聖化を賛翼し奉ることに尽力瘁(きょくすい)するよう御示導あらんことを為政当局に望むなり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...絶て自己の利害を顧みずに國家のために盡瘁する中に求めた...
森鴎外 「古い手帳から」
...ある者は欧風の讃美に尽瘁(じんすい)する...
柳宗悦 「工藝の道」
...製作したのは永年斯道に尽瘁された山本国蔵氏の技による...
柳宗悦 「和紙十年」
...兄としては高松のすべてをあげて水戸家に尽瘁(じんすい)したいであろうに...
山本周五郎 「新潮記」
...その焦瘁(しょうすい)疲労の状は見るも気の毒な位であった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
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