...痴愚神にでも取り憑かれたかのように奇行を繰り返す人がいる...
...つまらないことを言っても痴愚神にでも取り憑かれたかのように相手にされない...
...痴愚神がようやく去ったかのように、落ち着いた雰囲気が戻ってきた...
...痴愚神のせいで、うっかりと大事なものを失くしてしまった...
...痴愚神のごとく落ち着きがない人がいるものだ...
...現在汝等(なんじら)を悩ます痴愚(ちぐ)も...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...之を中心として萬事を决定せんとする者の痴愚なる...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...歐洲と對抗せんとする者の痴愚に至ては...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...是れ千古の痴愚にあらず耶...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...そこに描かれた動物の群から人間の痴愚をさしつけれれる...
寺田寅彦 「漫画と科学」
...凡そ子供つぽい痴愚が演ぜられる...
中原中也 「よもやまの話」
...野性と羞恥心と、自尊心と情熱と、痴愚と叡智と、極端から極端に動く女の心持は、平次に取ってもなかなかの観物です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...感傷とは痴愚の謂にあらず...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...あの痴愚の醇化はもうわたしの心には興ざめている...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...恋愛の為の痴愚と云はるべきものを聖なるものと信じてゐた...
牧野信一 「小川の流れ」
...痴愚を云々するのではない――彼は...
牧野信一 「小川の流れ」
...臆面もなく己れの痴愚を吹聴するのであつた...
牧野信一 「鏡地獄」
...痴愚と滑稽と猪勇と怯懦とが及びの配率をもつて露はに算えられた...
牧野信一 「剥製」
...自分並全人類の持つ痴愚や不完全さが...
宮本百合子 「大橋房子様へ」
...わけてかれの大凡(だいぼん)や痴愚な点が身近に共鳴するのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかも混乱に気づかぬ痴愚である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...しかるに痴愚なる人は財宝を貯え嗔恚を抱く...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...痴愚悪人を論ぜず...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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