...痴愚神にでも取り憑かれたかのように奇行を繰り返す人がいる...
...つまらないことを言っても痴愚神にでも取り憑かれたかのように相手にされない...
...痴愚神がようやく去ったかのように、落ち着いた雰囲気が戻ってきた...
...痴愚神のせいで、うっかりと大事なものを失くしてしまった...
...痴愚神のごとく落ち着きがない人がいるものだ...
...現在汝等(なんじら)を悩ます痴愚(ちぐ)も...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...あの樣な痴愚にして卑怯な態度をとらずに...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...彼(か)の一円に満たざる借銭のために身を水中に投ぜし小婦は痴愚にして発狂せしなりと...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...生れて来ても馬鹿者に生れ、痴愚者に生れ、金持の家に生れ、社会人情の何たるをもしらずして、夢死するものに生れて来ぬ限りもなし...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...それとも痴愚なのか...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...安全は痴愚のうちにのみあるかのごとくだ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...是れ千古の痴愚にあらず耶...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...自分を痴愚とも酔狂ともいわば言え...
近松秋江 「狂乱」
...痴愚の時代でもあった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...そこに描かれた動物の群から人間の痴愚をさしつけれれる...
寺田寅彦 「漫画と科学」
...たとえばハンセン病とか痴愚になったとか...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「土色の顔」
...野性と羞恥心と、自尊心と情熱と、痴愚と叡智と、極端から極端に動く女の心持は、平次に取ってもなかなかの観物です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...またラヴィシウス・テックストル10の『痴愚集』の中にも...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...痴愚を云々するのではない――彼は...
牧野信一 「小川の流れ」
...幸運のアフロディテ水沫から生れたアフロディテ!自ら生得の痴愚にあき人生の疲れを予感した末世の女人にはお身の歓びは 分ち与えられないのだろうか真珠母の船にのりアポロンの前駆で生を双手に迎えた幸運のアフロディテ*ああ...
宮本百合子 「海辺小曲(一九二三年二月――)」
...彼は多分に痴愚(ちぐ)な男である...
吉川英治 「新書太閤記」
...その痴愚が働きだすと...
吉川英治 「新書太閤記」
...痴愚悪人を論ぜず...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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