「痴愚」の意味
知能が低く愚かである
「痴愚」の例文(場面別)
- 日常会話彼は痴愚な行動を繰り返し、周囲を困らせている。
- 文学作品その小説の主人公は、痴愚な性格ゆえに悲劇的な結末を迎える。
- 教育現場痴愚な行動をとる生徒に対して、教師は丁寧に指導する必要がある。
小説での「痴愚」の使い方
...痴愚神にでも取り憑かれたかのように奇行を繰り返す人がいる...
...つまらないことを言っても痴愚神にでも取り憑かれたかのように相手にされない...
...痴愚神がようやく去ったかのように、落ち着いた雰囲気が戻ってきた...
...痴愚神のせいで、うっかりと大事なものを失くしてしまった...
...痴愚神のごとく落ち着きがない人がいるものだ...
...あの樣な痴愚にして卑怯な態度をとらずに...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...彼(か)の一円に満たざる借銭のために身を水中に投ぜし小婦は痴愚にして発狂せしなりと...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...知者にあらざるも痴愚者でもない...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...之を中心として萬事を决定せんとする者の痴愚なる...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...歐洲と對抗せんとする者の痴愚に至ては...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...痴愚(ちぐ)な附近の男女の祈願所となっている...
田中貢太郎 「宇賀長者物語」
...堤上ニ在りて海老瀬村の人夫に対し「此小洪水に水防に来るハ痴愚なり」と放言し大に嘲罵を加へたり...
田中正造 「非常歎願書」
...痴愚の時代でもあった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...そこに描かれた動物の群から人間の痴愚をさしつけれれる...
寺田寅彦 「漫画と科学」
...凡そ子供つぽい痴愚が演ぜられる...
中原中也 「よもやまの話」
...痴愚と滑稽と猪勇と怯懦とが及びの配率をもつて露はに算えられた...
牧野信一 「剥製」
...幸運のアフロディテ水沫から生れたアフロディテ!自ら生得の痴愚にあき人生の疲れを予感した末世の女人にはお身の歓びは 分ち与えられないのだろうか真珠母の船にのりアポロンの前駆で生を双手に迎えた幸運のアフロディテ*ああ...
宮本百合子 「海辺小曲(一九二三年二月――)」
...自分並全人類の持つ痴愚や不完全さが...
宮本百合子 「大橋房子様へ」
...人間性の尊重が痴愚への屈伏となっている所以です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...わけてかれの大凡(だいぼん)や痴愚な点が身近に共鳴するのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...その痴愚が働きだすと...
吉川英治 「新書太閤記」
...すこし秀吉の痴愚凡情(ちぐぼんじょう)な半面をあけすけに見せられて...
吉川英治 「新書太閤記」
...ぼくの痴愚を笑うだろう...
吉川英治 「随筆 新平家」
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