...田町三丁目のよく玉突きに來た赤阪亭のあたりへ來てから、ふと思ひ出したのだが、赤阪見附けのそばに梅毒、痳病、皮膚科專門といふ看板を出してあるところがあつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...痳病だ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...「また馬肉かい?」「うん――うまいぢやないか?」義雄は去年痳病で苦しんだ頃...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ただ一たび移された痳毒(りんどく)が慢性になつたのだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...斯様な世の中になれば梅毒、痳病、軟性下疳などの花柳病が忽ち拡がつて止まる所を知らぬであらうが、梅毒は甚しく身体を弱くし特に神経系を犯せば痲痺性痴呆などと云うて、長くても二三年で必ず死ぬ恐ろしい精神病を生ずる...
丘浅次郎 「人類の将来」
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太宰治 「パンドラの匣」
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橘外男 「葛根湯」
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橘外男 「葛根湯」
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橘外男 「葛根湯」
...痳疾患者の尿の如し...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...九穂子二十年来の痳疾...
永井荷風 「断腸亭日乗」
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夏目漱石 「それから」
...不幸にして痳疾(りんしつ)を患(うれ)いたからと申して臍(へそ)で用を弁ずる事ができなくなりました...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...近頃痳疹(はしか)が流行りよるけに何かよい禁厭(まじない)はないかちゅう話から...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...この歌を書いた渋団扇で痳疹の子供を煽いで遣るとなあ...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...如何(どげ)な重い痳疹でも内攻(おいこみ)も何もせずに...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...痳疹の神様様じゃ」「ワハハハハ...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...痳疹の神様とかけて大目付と解く...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
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