...痰唾(たんつば)まで吹掛けた...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...いきなり痰唾(たんつば)を富豪(かねもち)の顔に吐きかけた...
薄田泣菫 「茶話」
...そのまま思いきろうと咽喉(のど)まで出しかけた痰唾(たんつば)をぐっと押えてまた呑(の)み込み...
近松秋江 「うつり香」
...こいつはおれの痰唾を顔につけたまま...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...その飲んだ丈の酒の利足(りそく)を痰唾にして...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「老人」
...師匠の吐いた痰唾(たんつば)の中に...
吉川英治 「山浦清麿」
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