例文・使い方一覧でみる「痩せ」の意味

...何時となく痩せ且つ疲れた予の身體と心とは... 何時となく痩せ且つ疲れた予の身體と心とはの読み方
石川啄木「郁雨に與ふ」

...それよりずっと痩せ黄ばんで頸のまわりに銀の輪がない... それよりずっと痩せ黄ばんで頸のまわりに銀の輪がないの読み方
魯迅井上紅梅訳「故郷」

...猿沢夫人は痩せぎすの... 猿沢夫人は痩せぎすのの読み方
梅崎春生「Ｓの背中」

...」その人は痩せた顏を俯向かしながら腕組みをして然う云つた... 」その人は痩せた顏を俯向かしながら腕組みをして然う云つたの読み方
田村俊子「木乃伊の口紅」

...背が高く痩せている... 背が高く痩せているの読み方
豊島与志雄「悲しい誤解」

...十七八歳の体躯で、痩せ型の方で、色の白い顔は、肉附きも皮膚も薄い感じがして、清楚でそして淋しい...
豊島与志雄「白木蓮」

...痩せてるわりに肉のむっちりした真白い頸筋を伸べて... 痩せてるわりに肉のむっちりした真白い頸筋を伸べての読み方
豊島与志雄「反抗」

...痩せ方を」庄吉は... 痩せ方を」庄吉はの読み方
直木三十五「南国太平記」

...たとい、おいらが附いていなくたって、お松さんという人が附いている、お松さんはほんとうに親切な人なんだから、手前はよくお松さんのいうことを聞いて、飯を食わなくちゃいけねえぞ」「…………」「意久地（いくじ）なしめ、痩せてやがら... たとい、おいらが附いていなくたって、お松さんという人が附いている、お松さんはほんとうに親切な人なんだから、手前はよくお松さんのいうことを聞いて、飯を食わなくちゃいけねえぞ」「…………」「意久地なしめ、痩せてやがらの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...それは青白く骨高に痩せて... それは青白く骨高に痩せての読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...骸骨のように痩せ細りました... 骸骨のように痩せ細りましたの読み方
ジョナサン・スイフト　Jonathan Swift 原民喜訳「ガリバー旅行記」

...年のころ三十四五の痩せた小柄な男... 年のころ三十四五の痩せた小柄な男の読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...痩せて霊的な花世の仏画的な感じと一種の対照をなしている... 痩せて霊的な花世の仏画的な感じと一種の対照をなしているの読み方
久生十蘭「無月物語」

...牧師の背後に並んでいる痩せた老母に向って会釈した... 牧師の背後に並んでいる痩せた老母に向って会釈したの読み方
矢田津世子「反逆」

...痩せほそって顔色が悪く... 痩せほそって顔色が悪くの読み方
山本周五郎「赤ひげ診療譚」

...「すみのやつは手が早えからな」と痩せた男が云った... 「すみのやつは手が早えからな」と痩せた男が云ったの読み方
山本周五郎「ひとでなし」

...背は高くないが痩せぎすの色の白い... 背は高くないが痩せぎすの色の白いの読み方
山本笑月「明治世相百話」

...妻の痩せた肩をつかんだ... 妻の痩せた肩をつかんだの読み方
吉川英治「田崎草雲とその子」

「痩せ」の読みかた

「痩せ」の書き方・書き順

いろんなフォントで「痩せ」