...彼が此破天荒の痛撃は...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...実に平氏が蒙りたる最後の痛撃なりき...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...我文部省の仮名遣改定案は既に山田孝雄(よしお)氏の痛撃を加へたる所なり...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...尋常一様の痛撃にあらず...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...この山田氏の痛撃の後に仮名遣改定案を罵らむと欲す...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...これに大痛撃を加えて反省させるには...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...僕が露風氏等の所謂「象徴詩」を痛撃したことが...
萩原朔太郎 「蒲原有明に帰れ」
...とりわけ真名古にとってはこれは思いもかけぬ痛撃だった...
久生十蘭 「魔都」
...円本流行を痛撃した事があった...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...又悪いことを悪いと痛撃するに何の容赦も要らないものと思つてゐる...
宮原晃一郎 「愛人と厭人」
...前者の非をあれほどに痛撃しているのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...唯物的資本制度の痛撃...
夢野久作 「暗黒公使」
...ここでも、魏勢は残り少なに討たれた上、さんざんの態で逃げ崩れてくる道を、さらに、関興、張苞の二軍に、完膚なきまで、痛撃された...
吉川英治 「三国志」
...――しかも、城門から殺出(さっしゅつ)した真田昌幸の兵は、その火や煙を利用し、出没を極め、徳川勢をいたるところに捕捉(ほそく)して、「手並みを見よ」と、痛撃を加えた...
吉川英治 「新書太閤記」
...必ずこういう痛撃が出るし...
吉川英治 「親鸞」
...結果は彼が最初に敵の腕に与えた痛撃と同様...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
...そうして父が痛撃しようと欲する過激運動者のごときは一人も目に入らないのである...
和辻哲郎 「蝸牛の角」
...この見地から道元は世上に行なわれる一切の差別に対して痛撃を加えた...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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