...かくして我々の痛快なる旅行は了(おわ)ったのである...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...君の様に痛快な事は自分一人ぢや出来んので...
石川啄木 「漂泊」
...気持ちのいいものでかつ痛快なものだ...
板倉勝宣 「春の上河内へ」
...大胆不敵の艦長痛快な捨身の戦法一難去って又一難...
海野十三 「太平洋雷撃戦隊」
...裸婦遊街という痛快な催しをやりおったそうだ...
高見順 「いやな感じ」
...あの痛快な計画から手をひくのはいかにも残念だった...
高見順 「いやな感じ」
...「痛快な先生ですね...
太宰治 「正義と微笑」
...また草の根をぶりぶりかき切るのも痛快なものである...
寺田寅彦 「路傍の草」
...それは頂門の一針として一寸痛快なものである...
戸坂潤 「社会時評」
...今では気軽で痛快な町医者となっている...
戸坂潤 「日本の頭脳調べ」
...痛快な残忍性をそそりながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...痛快な表情を以てクルクルと躍り出したかのように...
中里介山 「大菩薩峠」
...ときどき胸のすうっとするような痛快なこともないではない...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...「ざま見ろ」というような痛快な感じが心のどこかから湧いて来るのであった...
平林初之輔 「犠牲者」
...たつた今! 痛快なことぢやないか...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...胸の空(す)くような痛快な波紋を高々と...
夢野久作 「暗黒公使」
...そんなものを超越した痛快な...
夢野久作 「探偵小説の正体」
...飽く迄も痛快な……...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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