...君の樣に痛快な事は自分一人ぢや出來んので詰り潔く身を退く位のものだがね...
石川啄木 「漂泊」
...こんな痛快な光景をみたことがない...
海野十三 「人造人間の秘密」
...痛快な破壊を語ることで...
高見順 「いやな感じ」
...あの痛快な音を思い出したりした...
寺田寅彦 「芝刈り」
...職業的サディストにとっては中々面白い痛快なイデーであるが...
戸坂潤 「社会時評」
...中々痛快なものである...
戸坂潤 「読書法」
...悲壮な心に痛快な響きを与える文句が所々に出て来ないでもなかったが...
豊島与志雄 「反抗」
...そこに一種の痛快な感じを以て...
中里介山 「大菩薩峠」
...そんなに痛快なものではないのでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...この新お代官は妥当にして且つ痛快な処罰法だと自分ながら感心して帰って来たが...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを天下に紹介する方が評家に取って痛快な場合が多い...
「長塚節氏の小説「土」」
...そういう人たちに唖然(あぜん)とさせたのは痛快なことではないか...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...痛快な砲撃をやって見せるぞ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...ああ痛快な夜襲の時は来た...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...「ざま見ろ」というような痛快な感じが心のどこかから湧いて来るのであった...
平林初之輔 「犠牲者」
...それにしても何だか痛快なやうな気持で...
牧野信一 「痴想」
...此頃にない痛快なことに違ひない――などゝいふ冷やゝかな画策を回したりした...
牧野信一 「妄想患者」
...胸の空(す)くような痛快な波紋を高々と...
夢野久作 「暗黒公使」
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