...何ぞその痛快なる...
芥川龍之介 「八宝飯」
...14俺は魂と職業とを堪へ難いまでに爭はせるのも痛快な經驗だと云つた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...かくして我々の痛快なる旅行は了(おわ)ったのである...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...何でも復何か痛快な計畫があるだらうと思ひます...
石川啄木 「雲は天才である」
...檀君の仕事のたくましさも、誠實も、いまに人々、痛快な程に、それと思ひ當るにちがひない...
太宰治 「檀君の近業について」
...それは頂門の一針として一寸痛快なものである...
戸坂潤 「社会時評」
...それは大変痛快な批評であると同時に...
戸坂潤 「社大党はファッショ化したか?」
...これほど痛快な毒舌を他に求めることが出来ないと共に...
戸坂潤 「読書法」
...僕はそれを否定してやる!」世間を否定するのはきわめて痛快なことである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...さういふ風な痛快な人です...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...その退却ぶりの雄大にして痛快なのに感心せずにはおられませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...そんなに痛快なものではないのでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを天下に紹介する方が評家に取って痛快な場合が多い...
「長塚節氏の小説「土」」
...ときどき胸のすうっとするような痛快なこともないではない...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...たつた今! 痛快なことぢやないか...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...横暴にしても痛快な横暴であったネーと...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...飽く迄も痛快な……...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...彼は妻に復讐し終へたやうな痛快な氣持ちがこみ上げて來た...
横光利一 「悲しみの代價」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??