...「やっぱりお肚(なか)が痛むんでねえ...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...絶え間もなく心臟が痛む……父よ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...今にも押(お)し潰(つぶ)されそうに痛むのを発見して...
海野十三 「三重宙返りの記」
...腹が痛むとか、背がかゆいとか、足をくじいたとか、膝をすりむいたとかいうて、不便なく意を通じているだけで、腹とはどこからどこまでをいうか、腹と背との境はどこにあるか、どこまでが膝の領分でどこから先が、足の範囲かというようなことはまるで考えずにいる...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...どんな人間にでも接近する毎に痛むのでした...
太宰治 「人間失格」
...その効果で今度は腹と腰とのつがい目の所の筋肉が痛んで立ったりすわったりするたびにそれが飛び上がるほど痛むのであった...
寺田寅彦 「柿の種」
...(昭和十年十月十一日)*夜中にからだじゅうの痛む病気に罹(かか)って一晩じゅう安眠ができない...
寺田寅彦 「柿の種」
...『コブィリニコフのお腹が痛む』のに...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...そして憎悪(ぞうお)のあらゆる手段をもって築かれた痛むべき光景...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...未だ痛む身体を動かすのへ...
直木三十五 「南国太平記」
...今朝から踏むたびに足のうらが痛むと思つて居たら栗の刺が夥しく立つて居る...
長塚節 「痍のあと」
...苦しいかい」「実際情けないんだ」「どこか痛むかい」「豆が一面に出来て...
夏目漱石 「二百十日」
...魂が痛むというのは...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...縄が両腕に喰い入ってぴりぴり痛む...
平林初之輔 「犠牲者」
...曇天なのと、半分痛む頭とで、気分すぐれない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...痛む頭を片手でおさえ...
山之口貘 「ダルマ船日記」
...痛むんですか」今しがた私を揺り起した青木という患者は...
夢野久作 「一足お先に」
...獨酌五合で翌朝頭の痛むのが對酌だと先づそれなしに濟む...
若山牧水 「樹木とその葉」
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