...胸が痛むほどほしくなってしまったのです...
有島武郎 「一房の葡萄」
...全身がぴりぴり痛むのだった...
海野十三 「火星兵団」
...佐々は痛む身体を起して...
海野十三 「地球盗難」
...私は痛むこめかみを抑えて...
海野十三 「地球要塞」
...何んだか、胸苦しく、頭の心が、少し痛むようで、額を押えると熱があった...
直木三十五 「南国太平記」
...虫歯が痛むとて神を賛美し...
永井隆 「この子を残して」
...痛むには痛みますけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...靴(くつ)の下で足が痛む...
夏目漱石 「三四郎」
...十二腹がしきりに痛むので...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...そうして割れるように痛む頭を押えて...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...カツラがおでこに食ひ込んで痛む...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「痛むべし四十余人の後家が出来」とある...
南方熊楠 「十二支考」
...その指が痛むし、ほかにも躯のそこかしこ、肩や腰の骨などに鈍痛があるので、身動きをするたびに顔をしかめるが、それ以外は石にでもなったように、正面のどこともない一点をみつめたまま、硬ばった顔つきで黙りとおしていた...
山本周五郎 「さぶ」
...彼の心は抑えることのできぬ悲しさと悔いに痛むのである...
山本周五郎 「藪落し」
...胸がずきっと痛むほど大きな衝動をうけた...
吉川英治 「親鸞」
...骨ぶしの痛むのをこらえながら...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...少し頭(つむり)が痛むと云い...
吉川英治 「源頼朝」
...一夕(いっせき)の恋(こい)一どうも痛む……...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??