...『叔父さん僕の手を見て! 痛むんです――ああ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...手足の皮と肉との間がシンシン痛む...
大杉栄 「獄中消息」
...何処が痛むのか分らないのであるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...・痛む足なれば陽にあてる・人のなつかしくて餅のやけるにほひして・よう寝られた朝の葉ぼたん雪もよひ雪とならなかつたビルデイング・何か捨てゝいつた人の寒い影・そうてまがる建物つめたし・子のために画いてゐるのは鬼らしい(馬酔木さんに)・警察署の雪はまだ残つてゐる・あんなに泣く子の父はゐないのだ一月十六日曇...
種田山頭火 「行乞記」
...腹がしく/\痛むのである...
種田山頭火 「行乞記」
...発熱倦怠、身心が痛む、ぢつとしてゐると、ついうと/\とする、甘酸つぱいやうな、痛痒いやうな気分である、考へるでもなく考へないでもなく、生死の問題が去来する、……因縁時節はどうすることも出来ない、生死去来は生死去来だ、死ぬる時は死ぬる、助かる時は助かる...
種田山頭火 「行乞記」
...腰が抜けてしまいそうなほど痛むのです...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...「胃が痛むぐらいで...
豊島与志雄 「白木蓮」
...蘿月は若い時分したい放題身を持崩(もちくず)した道楽の名残(なごり)とて時候の変目(かわりめ)といえば今だに骨の節々(ふしぶし)が痛むので...
永井荷風 「すみだ川」
...足の関節も痛む」五日「病人快からず...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...終(つい)にその痛むところ...
久生十蘭 「玉取物語」
...しくしく痛む腰を撫でながら...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...手足のひりひり痛む感覚...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...伊勢貞丈の「安斎随筆」には「つめる」にて即ち「膚を摘み痛むるより起る詞なるべし」という意見が見えている...
穂積陳重 「法窓夜話」
...けれども、そこに起こる日々の、胸の痛むような、悲惨な出来ごとや、欺瞞(ぎまん)と強欲と狡猾(こうかつ)のために、いつも抑えつけられ、踏みにじられている、無知や愚鈍の哀(かな)しさは、飽きるほど見もし聞きもしている...
山本周五郎 「山彦乙女」
...まるで火が付いたように痛むじゃないの...
夢野久作 「支那米の袋」
...石舟斎の面(おもて)を仰ぐのも胸の痛むここちがした...
吉川英治 「剣の四君子」
...「死にそうに痛むんだよ...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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