...今日はだいぶ歩いたので、足が痛い、頭が重い...
種田山頭火 「其中日記」
...やはり右の胸に痛いところが残ってい...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...俺は、救かるが、お前は、軽くて遠島、重いと、切腹って――こいつは、痛いぜ、腹を切るんだからなあ」耳許で、笑いながら、こう云いつつ、脚を押しつけて来た...
直木三十五 「南国太平記」
...痛いかえ」「痛かあありません」「これじゃあ道中ができねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...長浜の浜屋で落された指一本の創(きず)あとがなかなか痛い...
中里介山 「大菩薩峠」
...餘りにも眞白で眼に痛い...
中島敦 「環礁」
...すぐさま枝に手を掛けると痛い刺が立つた...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...その下に天狼(シリウス)の痛いほどの冷光が刺さり込み...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...痛いくらいに精刻だ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...痛いよう!」戸すべての戸は...
萩原朔太郎 「宿命」
...頬(ほお)をふくらましていると、眼の内が痛い...
林芙美子 「清貧の書」
...頭の痛い時でさえイーゼルに向って絵具をいじっていると三時間ぐらいは夢中に過ぎてしまう...
三好十郎 「ゴッホについて」
...」「手、痛いわ、何てちからがあるんでしょう...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...おまえ酌をしてやらないか」「痛いですか原田さん」と七十郎は云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...これはかえって耳に痛い...
吉川英治 「三国志」
...むしゃぶり啖(く)らう勢いで如海の舌のその奥の根元までを痛いほど吸った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...冷たいとも痛いとも感覚は失せているが...
吉川英治 「親鸞」
...マ氏「痛い?」日本語で訊く...
吉川英治 「随筆 新平家」
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