...二十二「痘瘡(あばた)の中に白眼(しろまなこ)を剥(む)いて...
泉鏡花 「歌行燈」
...そして天然痘、麻疹、猩紅熱を取り扱うときには稀にしか述べられないが、種々の連続性発熱を説明するときには問題にされ続ける(24)...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...マラリア熱の未知の原因が天然痘の膿やサナダムシの卵のように前の患者の体内で作られるか...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...痘を病んで全く失明するに及び...
太宰治 「盲人独笑」
...私の種痘もこんどはどうやらついたらしい...
種田山頭火 「其中日記」
...上に鉄無地(てつむじ)の半合羽(はんがっぱ)を着て帽子も冠(かぶ)らぬ四十年輩の薄い痘痕(あばた)の男である...
永井荷風 「雪解」
...大きくなって聞くと、種痘が元で、本疱瘡(ほんほうそう)を誘い出したのだとかいう話であった...
夏目漱石 「道草」
...天然痘膿疱の新鮮な内容で浸した木綿綿を接種する人の鼻の穴に入れる(男児は左...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...然るに頑固しき愚民は未だ種痘を信ぜずして夫の大病を病ませ...
福澤諭吉 「養生の心得」
...天然痘が著しく蔓延しているという1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...精神が活溌ならば高熱や天然痘や疫病(ペスト)も気にしないですむということにはならない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...御痘軽ければ猿の病重く...
南方熊楠 「十二支考」
...種痘しておいて本当によかったと思って居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...痘科鍵之会...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...兄善郷専ら痘科を業とするに及て...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...痘痕(とうこん)のまだ新しい...
森鴎外 「渋江抽斎」
...路は痘瘡(とうそう)のために貌(かたち)を傷(やぶ)られていたのを...
森鴎外 「渋江抽斎」
...顔に痘痕(あばた)があるというだけで...
夢野久作 「暗黒公使」
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