...二十二「痘瘡(あばた)の中に白眼(しろまなこ)を剥(む)いて...
泉鏡花 「歌行燈」
...痘痕の極印を打った...
泉鏡花 「婦系図」
...痘面(あばた)の笑顔9・27(夕)今は孝行者が多い世の中だから...
薄田泣菫 「茶話」
...牛痘リンパはしかるべき効果を果たすには特定の時期に採取しなければならない...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...壮い婦人の右側には白痘痕(しろあばた)のある労働者のような支那人が立っていた...
田中貢太郎 「港の妖婦」
...これに継ぐに引痘を以てする等の苦心(『海国図志』中奥東日報に見ゆ)...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...上に鉄無地(てつむじ)の半合羽(はんがっぱ)を着て帽子も冠(かぶ)らぬ四十年輩の薄い痘痕(あばた)の男である...
永井荷風 「雪解」
...天然痘の治療には多くの物質が使われ厳しい法則により管理される...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...痘痕(あばた)でも眈目(めつかち)でもなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...軽(かろ)からぬ痘痕(いも)があッて...
広津柳浪 「今戸心中」
...最も致命的な伝染病は天然痘であり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...熊ケ谷の農学校の英語の先生一家は二日に種痘をしようということで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...錦橋の曾祖父嵩山(すうざん)が笠を師として痘科を受けた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...楼上貯痘疹書...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...痘疹を憂懼せざるはなし...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...種痘は遂に伊沢氏に入つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...次は抽斎が特に痘科を学んだ池田京水(いけだけいすい)である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...稀には種痘をした人があるということであった...
柳田国男 「故郷七十年」
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