...またむづがゆい痔の起る時節が來たのを考へた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...自分の痔が果して酒の爲めに非常に不氣分になつた上に...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...痔(じ)の薬じゃないか」帆村は...
海野十三 「西湖の屍人」
...尼崎(あまがさき)の父が痔(じ)の手術で西宮の某肛門(こうもん)病院に入院した時...
谷崎潤一郎 「細雪」
...……今日も午後は六丁釣場へ出かけた、先客一人、なか/\上手に釣つてゐる、私もゆつくり構へこんだが、痔が痛むし、暑苦しいし、その上、近在の河童小僧連が押し寄せてうるさいので、早々切りあげて戻つた...
種田山頭火 「其中日記」
...痔がよくない、昨日歩いたからだらう、痛むほどではないけれど、気持が悪い...
種田山頭火 「其中日記」
...何しろ痔が破れてるから!)...
種田山頭火 「松山日記」
...「痔かも知れないね...
徳田秋声 「仮装人物」
...「痔は切るに限るよ...
徳田秋声 「仮装人物」
...痔疾一時再発の虞ありしが全く癒えたり...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...腹の病気(この中にたぶん赤痢がふくまれる)、腸管寄生虫、直腸炎、痔、上腹部の病気、心臓病、頭痛、排尿痛、消化不良、頸の腫脹、咽喉痛、肝臓病、約30の眼の病気、鼻、耳、歯の病気、腫瘍と膿瘍...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...“痔”は、口、足、睾丸、臍、肛門、に腫脹があり、血液喪失が多く、脱水状態、食欲不振、仙痛、熱、が起きたら、致死的と考えられた...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...地獄で佛に遭(めぐ)り逢つたやうな氣痔だつた...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...花井淳子が痔を起し蒼くなって倒れた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...痔の方はその後どうだい?三好 大した事あ無い...
三好十郎 「好日」
...○痔疾には一時に多食するを禁ず...
村井弦斎 「食道楽」
...」「風邪(ふうじや)の跡(あと)で持病の疝痛(せんつう)痔疾(ぢしつ)が起りまして...
森鴎外 「大塩平八郎」
...痔病がひどく悪くなったが...
横光利一 「夜の靴」
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