...彼らはそれぞれ持前の騒々しさ、うるささ、痒さ、疼(いた)さ、不気味さをもつて、間(ま)がな隙(すき)がな私たちに襲ひかかり、私たちをして奔命に疲れしむるのみか、何よりも大切な心の落つきを失はせ、絶えず気持をいらいらさせる...
薄田泣菫 「独楽園」
...それから三日も、私は寝ぐるしく、なんだか痒く、ごはんもおいしくございませんでした...
太宰治 「皮膚と心」
...印度人なぞは蛆虫(うじむし)同然にしか心得ていない大使館では我々が束になって騒ぎ立てても何らの痛痒(つうよう)も感じないであろうが...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...痛痒(いたがゆ)くなって来ると...
徳田秋声 「足迹」
...ひどく歯痒かった...
外村繁 「澪標」
...紺青に底光りする海のうへに朝日があかあかとのぼつてむず痒く汗を滲ませるころ砂丘のあひだの小路から漁師や女子供たちががやがやおりてきて地曳きをひきはじめた...
中勘助 「銀の匙」
...いつも痒いところに手が届きけり...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...文章は例の痒(かゆ)いところへ手の届くようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...むず痒(かゆ)い虫のようなものが...
夏目漱石 「明暗」
...「ちよいと拜借いたします」それを齒痒(はがゆ)さうに見てゐた金之助は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...痒(かゆ)いところに屆きます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...なんという智慧長(た)けたやつであろう」痛し痒(かゆ)しの甘辛面(あまからづら)で感嘆の声をあげると...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...そんな歯痒い方法を選んだのは...
久生十蘭 「蝶の絵」
...痒さにこらへ性のない私は...
水野仙子 「道」
...この肌痒い虫が気味悪かった...
室生犀星 「後の日の童子」
...何も痛痒は感じない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...痛くも痒(かゆ)くもないだろう」そしてまた口の中で...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...なんらの痛痒(つうよう)もおぼえていない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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