...病臥(びょうが)数月の後...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...大王はこの頃激烈なるリウマチスに冒されブレスラウに病臥中...
石原莞爾 「戦争史大観」
...最後のペテルスブルグ生活は到着早々病臥(びょうが)して碌々見物もしなかったらしいが...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...私が大阪南本町の文淵堂の二階に病臥してゐますと...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...奥畑方で病臥(びょうが)中の分も...
谷崎潤一郎 「細雪」
...いつもつながれて犬は吠えるばかりでこんなところに筍がこんなに大きく・おててをふつておいでもできますさつきばれ・雑草につつまれて弱い心臓で病臥雑詠寝床から柿の若葉のかゞやく空を柿若葉...
種田山頭火 「其中日記」
...母が永い間病臥して居り...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...高熱で病臥している折に...
豊島与志雄 「花ふぶき」
...さればわが病臥(やみふ)すとは夢にも知らず...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...この點だけはたまの病臥も惡くないと勝手な事も思ふ...
南部修太郎 「日曜日から日曜日まで」
...病臥中で意にまかせませんから悪しからず...
野呂栄太郎 「加藤正宛書簡」
...義兄はこの春から病臥中だし...
原民喜 「廃墟から」
...そこに彼はずつと病臥してゐたのである...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...文化元年の春茶山が小川町の阿部邸に病臥してゐた時...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...七月いっぱい森家で病臥(びょうが)した...
山本周五郎 「末っ子」
...嫂(あによめ)の病臥とそれにつづいた家庭の事情とで延び延びになっていたのである...
山本周五郎 「日本婦道記」
...こう喘息もちで病臥しているが...
吉川英治 「大岡越前」
...そして府中に病臥中の曹真に会い...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??