...何日も何日も病臥した...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...その上肋膜(ろくまく)を病んで以来しばしば病臥(びようが)を余儀なくされ...
高村光太郎 「智恵子抄」
...彼女は其の時私の画いた自画像の一枚を後年病臥中でも見てゐた...
高村光太郎 「智恵子抄」
...母が永い間病臥して居り...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...実は少々御示教に与(あずか)りたき儀有之(これあり)昨夜はいつもの処にて御目(おめ)に掛れる事と存じをり候処御病臥(びょうが)の由面叙(めんじょ)の便を失し遺憾に存じ候まゝ酒間乱筆を顧みずこの手紙差上申(さしあげもうし)候...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...他は私が病臥(びょうが)続きのためお約束の序文を書くことができなかったからだと思います...
野呂栄太郎 「加藤正宛書簡」
...姉と甥と妹とその三人が枕を並べて病臥してゐるのであつた...
原民喜 「廃墟から」
...姉と甥(おい)と妹とその三人が枕(まくら)を並べて病臥(びょうが)しているのであった...
原民喜 「廃墟から」
...思いのほか楽しい病臥生活です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかるに茶山は病臥してゐて果さなかつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「御家内には御病臥(びょうが)でござるか」と訊いた...
山本周五郎 「おもかげ抄」
...嫂(あによめ)の病臥とそれにつづいた家庭の事情とで延び延びになっていたのである...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「将軍家が御病臥(ごびょうが)で...
山本周五郎 「山彦乙女」
...こう喘息もちで病臥しているが...
吉川英治 「大岡越前」
...病臥の父は知らないのだ...
吉川英治 「折々の記」
...かれは一日、病臥のまま、その枕頭に、宗矩(むねのり)ひとりだけを招いて、「見国の機――という旨(むね)を心得ておるか」と、たずねた...
吉川英治 「剣の四君子」
...まったく自邸に病臥していた...
吉川英治 「三国志」
...そして府中に病臥中の曹真に会い...
吉川英治 「三国志」
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