...モット致命的ナトコロニ病源ガアルヨウナ気ガシテ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...法師丸にはその病源の由(よ)って来たる所はよく分らない...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...いきなりその病源を云つたところで疑はしく思ふのは明かだつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...其の病源は不明なれども兎に角之れを引取りて養育したるに...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其の病源は不明なれども兎に角之れを引取りて養育したるに...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...「僕の病源は僕だけが知っている」こう言って...
葉山嘉樹 「死屍を食う男」
...その病源体のねばりと繁殖力が倍加されたような模様であった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...其頃伊沢では病源候論を写してゐたので...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...果して山陽の幾頁(いくけつ)をか手写した病源候論が...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...病源候論は隋の煬帝(やうだい)の大業六年の撰である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...さて懐仙閣本の病源候論も亦完璧ではなくて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...病源候論を写してゐたと云ふを見て想像することが出来る...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...傷寒論と病源候論とを五六行ずつ訳させられたのである...
森鴎外 「雁」
...そこにはすでに病源が宿る...
柳宗悦 「工藝の道」
...それでいてジフテリヤの病源体はまだ発見されていない...
夢野久作 「探偵小説の正体」
...赤痢(せきり)とかいう流行病の病源地と認められる事があるので...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その薬を差上げながら動脈瘤の病源である黴毒を根治するために...
夢野久作 「冥土行進曲」
...その病源がふかく蝕(く)い入ってゆくように思われる...
吉川英治 「親鸞」
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万病 食うか食われるかの争い 落ち穂
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