...―――――――――――――――――――――――――病弱な修理は...
芥川龍之介 「忠義」
...これに從はざる肉體が病弱なるが如く...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...病弱な一寸法師であるこの息子は...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...どこか病弱なところがあるのではないかという気がする...
寺田寅彦 「柿の種」
...主として病弱な人間の薬用品であったように見える...
寺田寅彦 「コーヒー哲学序説」
...もう自分の痛む背骨や病弱な魂をも感じなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...これが病弱な女性の筆かと一見奇異な感じを與えるものもあるが...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...病弱な自分に遠からず訪れてくるに違いない...
中島敦 「狼疾記」
...病弱なお吉が可哀相で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...倅の竜吉の痩(や)せ形の病弱なのに比べて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...病弱な浜子とは、殆(ほとん)ど夫婦関係ということなしに、よく仕えいたわられた...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...*209病弱な魂よ...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...病弱な妹の生活も支えなければなりません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...こうして病弱な身体(からだ)になってしまった夫人と...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...上(かみ)に病弱なる将軍家定を戴き...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...病弱な母と温和で実直な父との...
山本周五郎 「寒橋」
...もちろん一族と重臣のうちに、今なお織田家との盟契(めいけい)をよろこばない空気があるにもよるが、もう一つの理由には、小寺家の嫡子(ちゃくし)氏職(うじもと)が、病弱な上に、不肖(ふしょう)の子で、世間に出せない者だ――という点にも、親心の苦痛があった...
吉川英治 「黒田如水」
...病弱な弱法師(よろぼし)でなければ...
吉川英治 「源頼朝」
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