...2.病弱な肉體には健全な精神は宿りえない...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...いったい自分の病弱な肉体には気候の変化が著しく影響する...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...」信念に輝いた眼つきをしてる病弱なオリヴィエを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...すでに病弱なわれわれの文明の幹を痛めたくないものだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...また蒼白(あおじろ)い渋め顔のフィレンツェ人や、貧血で肺病質で様子振り悩ましげな、病弱な貴婦人、ラファエロ前派のヴィーナスにたいしても、彼はやはりに気むずかしかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...病弱な胃袋ではありますけれど...
豊島与志雄 「食慾」
...病弱な者や生活力薄弱など...
永井隆 「この子を残して」
...病弱な・ひねこびた・神経衰弱の・十一歳の少年は...
中島敦 「狼疾記」
...病弱な彼に、恐らく、それほどの行動力はなく、乙女(おとめ)心のひそかなときめきにすぎなかったかとも思うが、事実は、時に、小説よりも美しく悲しい...
野村胡堂 「胡堂百話」
...姪(めい)のお雛の美しく生い立つのと病弱な富太郎が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...倅の竜吉の痩(や)せ形の病弱なのに比べて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...病弱な夫と死別し...
原民喜 「壊滅の序曲」
...病弱な兵が立つことが出来ず...
久生十蘭 「ノア」
...病弱な妹の生活も支えなければなりません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...上(かみ)に病弱なる将軍家定を戴き...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ともかく病弱な正行を静かな病養か出家の身にさせ...
吉川英治 「私本太平記」
...病弱な兄のつつがない姿を見て...
吉川英治 「新書太閤記」
...病弱な弱法師(よろぼし)でなければ...
吉川英治 「源頼朝」
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