...2.病弱な肉體には健全な精神は宿りえない...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...宿の病弱なおかみさんが月おくれ雑誌を貸してくれた...
種田山頭火 「行乞記」
...病弱な子供たちの病室でもあった...
徳田秋声 「仮装人物」
...女はついに病弱なる子供であることを誇りとするようになる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...娘は病弱な上に過労のため死にました...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この病弱な孤独な……孤独という感じを持つのは...
豊島与志雄 「食慾」
...自分のような病弱な妻を持って気の毒だというのではなく...
豊島与志雄 「鳶と柿と鶏」
...その長い柔かさうな翼をたをたをと羽ばたいてしづかに飛びまはる姿はともすれば苦痛をおぼえる病弱な子供にとつてまことに恰好な見ものであつた...
中勘助 「銀の匙」
...病弱な者や生活力薄弱など...
永井隆 「この子を残して」
...一番重態なのは病弱なお町で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この病弱な幼兒もいつか戰があればと...
長谷川時雨 「四人の兵隊」
...病弱な妹の生活も支えなければなりません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...おそらく誰の目にも彼等が病弱な身であるとは映るまい...
牧野信一 「円卓子での話」
...病弱なそしてひねくれた心に起りがちな懐疑に伴う淡いけれど鋭い感じのする憂愁でもなければ...
三木清 「語られざる哲学」
...健全であって少しも病弱なところがなく...
柳宗悦 「工藝の道」
...ともかく病弱な正行を静かな病養か出家の身にさせ...
吉川英治 「私本太平記」
...病弱な兄のつつがない姿を見て...
吉川英治 「新書太閤記」
...もともと病弱な彼を...
吉川英治 「新書太閤記」
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