...今朝の病勢は少し回復したようだ...
...病勢が悪化した場合はすぐに受診してください...
...病勢が回復するまで安静にしている必要があります...
...病勢が重い場合は、治療に時間がかかることもあります...
...病勢が悪いときには、家族や友人に支えてもらうことも大切です...
...しかも病勢が衰えるのを待ちかねて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...内は出来るだけの方法を講じて一刻でも病勢の進むことを止めて寿命を長くすることを務めねばならぬ...
丘浅次郎 「人類の将来」
...私の父が死病に罹って病勢がよほど進んでいる時のことだった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...智恵子の病勢の昂進(こうしん)に悩みながら其を製作していた毎日の苦しさは今思い出しても戦慄(せんりつ)を感ずる...
高村光太郎 「自作肖像漫談」
...これで病勢が昂進(こうしん)しなければ奇蹟(きせき)であるというほかはない...
谷崎潤一郎 「鍵」
...熱が出ると病勢も進むし...
豊島与志雄 「生あらば」
...病勢? は急に進んできた...
中勘助 「母の死」
...そんな風に病勢をずるずる引伸して行くうちに...
原民喜 「淡雪」
...病勢が予想外に早く昂進したため...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...みえの病勢はつのつて行く一方だつた...
北條民雄 「戯画」
...ひどく病勢の進んだ人もゐたし...
北條民雄 「キリスト者の告白」
...兄は桜の花が散り終へた頃には病勢が益々募つて到々脳病院へ入れられた...
牧野信一 「凸面鏡」
...(五月二十七日)十六○病勢が段々進むに従つて何とも言はれぬ苦痛を感ずる...
正岡子規 「病牀六尺」
...鰺(あじ)等を食せば病勢を増進せしむるはそれがためなり...
村井弦斎 「食道楽」
...二人が茅ヶ崎へ移つてから更に病勢が宜しくないと云ふので...
森田草平 「「青白き夢」序」
...僕、病勢は変りなく、熱はなくなりましたが下痢は酷くおもゆとミルクでアゴ伸びるばかり(お粥をちょいと食うともういけません、情けない腹になりやがったものです)けれど懸命に頑張って居りますから此の手紙がそちらへ着く頃には(それが一ヶ月もかかるのでしたら)退院して本隊を追ッ掛けている筈です...
山中貞雄 「陣中日誌(遺稿)」
...この病勢は、さながら季節の推移のように、根強く襲って来ていたために、物語を構成する小説本来の本格的なリアリズムの発展を、いちじるしく遅らせてしまった...
「純粋小説論」
...半兵衛の病勢はとみに昂進(こうしん)しているらしく...
吉川英治 「黒田如水」
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