...〔評〕南洲胃(い)を病む...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...松太郎は別段それを苦に病むでもない...
石川啄木 「赤痢」
...十八日(大正十一年十二月)一游亭足の指を切る人も病み我も病む意太條初霜や藪に鄰れる住み心冬霜よ心して置け今日あした二十五日小穴隆一...
小穴隆一 「二つの繪」
...食べて◆十一月二十五日夕刊「北国柳壇」(東京)喜多 一二都会から帰る女工と見れば病む高く積む資本に迫る蟻となれマルクスの銅像の立つ日は何時(いつ)ぞ◆十二月六日夕刊「北国柳壇」(東京)喜多 一二飢といふ影に追れて反旗を伏太陽の黒点...
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...唖子病むとの報あり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...何が故に人があの女王を気に病むのかわからないでいるその自慢が...
中里介山 「大菩薩峠」
...瘧(おこり)を病む者の前に腫(はれもの)の薬をすすめられてもしかたがない...
中島敦 「悟浄出世」
...人は病むもののために裏の山に入(い)って...
夏目漱石 「思い出す事など」
......
前田普羅 「普羅句集」
...人これを取れば瘧(おこり)を病む...
南方熊楠 「十二支考」
...しかるに猴は迷惑千万にも毎(つね)に眼を病むと十年ほど前の『大毎』紙に出た...
南方熊楠 「十二支考」
...足に入れば身病む...
南方熊楠 「十二支考」
...病む人々が生命のためにたたかう事業をたすけて...
宮本百合子 「生きるための協力者」
...われ病むことを、もし仲達が知ったら、大挙してふたたびこれへ来るだろう」孔明はそう戒(いまし)めて、旌旗粛々(せいきしゅくしゅく)、漢中へ帰った...
吉川英治 「三国志」
...肝嚢(かんのう)を病むばかり世のすえ案じられてまいりまする……...
吉川英治 「私本太平記」
...足に水むしを病む者が多かったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...手を打って――家康病む――家康危篤――家康死す――とまで...
吉川英治 「新書太閤記」
...病むもよし病まば見るべし萩芒(はぎすすき)と呟いた一句を...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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