...その時はよろしく予と共にあまり重くない慢性腹膜炎を病むことにすべしである...
石川啄木 「郁雨に與ふ」
...旅で一人で病むのは罰と思ふ外ない...
種田山頭火 「行乞記」
...……私がもし病むでもなく病まぬでもなく...
種田山頭火 「其中日記」
...獰猛なウッドリに一生縛り付けられると言うのか?」「その件は気に病む必要ありません...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...旅に病む身にとって...
永井隆 「この子を残して」
...その日その日の出来栄(できばえ)を案じながら病む身には...
夏目漱石 「思い出す事など」
...人は病むもののために裏の山に入(い)って...
夏目漱石 「思い出す事など」
...よからぬ酒に胸を病む秋佳棠(かとう)句の表は悪(わろ)き酒を飲みて胸わるくなりたりといふまでなり...
正岡子規 「俳諧大要」
...(六月三十日)五十○肺を病むものは肺の圧迫せられる事を恐れるので...
正岡子規 「病牀六尺」
......
正岡子規 「墨汁一滴」
...マレイ人は野を焼かば鼠を殺すからその祟りで小児が病むと信ず(一八九六年板...
南方熊楠 「十二支考」
...病むイエニーの部屋へ初めて行った朝の美しい光景を...
宮本百合子 「カール・マルクスとその夫人」
...仙太 傷が病むのは...
三好十郎 「斬られの仙太」
...少しも移らずにただじっと病む夫人にばかり添っていて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...病める眼を見ればその眼もまた病む...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...なぜかくも病むかを訴えているのだ...
柳宗悦 「工藝の道」
...「金持や大名が病むのは...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...殿も毛抜きをお用いなされませ」「わしの病む歯は...
吉川英治 「私本太平記」
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