...其れが病みつきと為ツて...
石井研堂 「元日の釣」
...病みつきましたのは...
泉鏡花 「怨霊借用」
...惜しいかなある夏ふとしたことから病みつき...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...いわばそれが病みつきというやつで...
高村光太郎 「ヒウザン会とパンの会」
...さアそれからは近路が病みつきになり...
田中英光 「箱根の山」
...それが病みつきになったおばあさんは...
壺井栄 「二十四の瞳」
...それからが病みつきでずいぶん熱心に句作をし...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...母親が亡くなったあとでは二週間ほど病みつきましてね...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...殆ど病みつきになつてゐた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...いつだったか「フォーリイ・ベルジェール」でマドモアゼル・ピカヴィエのアクロバチック・ダンスを見てから病みつきになってしまった...
久生十蘭 「だいこん」
...すっかり病みつきになって...
平林初之輔 「黒岩涙香のこと」
...それから急にお病みつきになられたのだ...
堀辰雄 「菜穂子」
...捕鯨船が病みつきで...
牧野信一 「雪景色」
...丁半が病みつきで...
矢田津世子 「反逆」
...竹垣の近くに移植したのが病みつきで...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...かゆいところを掻き出したのが病みつきになったみたいなものなのである...
山之口貘 「詩とはなにか」
...病みつきそうじゃ」「きのうは...
吉川英治 「大岡越前」
...これも彼の病みつきになりかけていたものだった...
吉川英治 「私本太平記」
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