...病みつきましたのは...
泉鏡花 「怨霊借用」
...これが病みつきとなって終に再び枕(まくら)が上らなくなってしまった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...いわばそれが病みつきというやつで...
高村光太郎 「ヒウザン会とパンの会」
...それが病みつきになったおばあさんは...
壺井栄 「二十四の瞳」
...それからが病みつきでずいぶん熱心に句作をし...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...一度食べたら病みつきになりますよ...
豊島与志雄 「無法者」
...物に病みつきでもしたもののように...
中里介山 「大菩薩峠」
...病みつきの初(はじ)めだつた...
南部修太郎 「文壇球突物語」
...殆ど病みつきになっていた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...こんなところで凧あげなんかしているひとがありますか! 呆れかえってものが言えやしない」「すっかり病みつきになってな...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...いつだったか「フォーリイ・ベルジェール」でマドモアゼル・ピカヴィエのアクロバチック・ダンスを見てから病みつきになってしまった...
久生十蘭 「だいこん」
...それから急にお病みつきになられたのだ...
堀辰雄 「楡の家」
...捕鯨船が病みつきで...
牧野信一 「雪景色」
...かゆいところを掻き出したのが病みつきになったみたいなものなのである...
山之口貘 「詩とはなにか」
...それを撮りたいのが病みつきで...
横光利一 「旅愁」
...病みつきそうじゃ」「きのうは...
吉川英治 「大岡越前」
...これも彼の病みつきになりかけていたものだった...
吉川英治 「私本太平記」
...あのヤーゴ役者のゴッピとオテロのモナコを観てからの病みつきである...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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