...寧樂 一浪華三十日の旅寢、このたびは二度目の觀風なれば、さまでに目新らしくも思へず、東とはかはれる風俗など前よりは委しく知れる節もあれど、六十年の前に人の物せる「浪華の風」といふ一書、温知叢書の中に收められしといたく異なれりと見えざるは、世の移りかはり、疾しといへば、疾きが若きものから、又遲しといへば遲くもあるかな、面白かりしは此の間兩度の寧樂行なり...
内藤湖南 「寧樂」
...一寸私の堅い存在に疾しさを感じたらしく...
牧野信一 「或る日の運動」
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三好達治 「故郷の花」
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