...心荒々しく武器を取る手もいと疾く...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...矢のように疾く過ぎたものである...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ブルジョア社會は疾くの昔...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...我らが祝福と共に疾く行き給え...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「西洋科学は素晴らしい」
...ほんたうなら彼は疾くに此處に來て居るべき筈だ...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...』足疾くはしるアキリュウス睨めて彼に陳じ曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...疾く走る尻尾(しりお)を攫(つか)みて根元よりスパと抜ける体なり...
夏目漱石 「幻影の盾」
...恩をば疾くの昔しにわすれたる樣なれば...
一葉 「暗夜」
...波蘭人は疾くも退散しはじめた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...疾くにさる者ありと感づいたであらうが...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...筆を取って疾く録(しる)すに...
南方熊楠 「失うた帳面を記憶力で書き復した人」
...亀獅に対(むか)い汝がこの川を跳び越えるよりも疾く予はこの川を游(およ)ぎ渡って見すべしと言った...
南方熊楠 「十二支考」
...沙漠や高原を疾く走る...
南方熊楠 「十二支考」
...疾く帰りて調度持出してよとそゝのかし走らす...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...これは疾(と)く疾くの音便であったのである...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...わが足人よりも疾く...
横瀬夜雨 「花守」
......
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...そんなにも疾く駈去ったのであろうか...
蘭郁二郎 「植物人間」
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