...疼痛(とうつう)にたえた...
海野十三 「地球要塞」
...激しい疼痛(とうつう)が...
海野十三 「流線間諜」
...阿母(おつか)さんはもう下(した)つ腹(ぱら)がちくちく疼(いた)み出して来る...
薄田泣菫 「茶話」
...幽(かす)かに疼(うず)いていたようです...
太宰治 「風の便り」
...軽い疼(うず)きを頭の芯(しん)に覚えて...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...じりじり疼痛(とうつう)を我慢していることから思えば...
徳田秋声 「仮装人物」
...傷には疼痛はない...
外村繁 「日を愛しむ」
...去年の疼痛(とうつう)がありありと記憶の舞台(ぶたい)に上(のぼ)った...
夏目漱石 「明暗」
...僕の喪失した記憶の疼きといったようなものが...
原民喜 「夢と人生」
...この膝節(くるぶし)の上んところが疼々(ずきずき)するのですよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...眼に疼(うず)くような感覚を与えるのだった...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「群集の人」
...眼が疼(いた)むほど青い海の彼方(かなた)に煙が見え...
本庄陸男 「石狩川」
...勝は他所の土地で一人で死ぬのじゃ」勝代は疼痛が和ぐのにつれて...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...からだの何処かが疼いてくる...
室生犀星 「幻影の都市」
...疼(うず)きもとうに治っちゃった...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...一突きにその胸の疼く所を突き刺したくなつた...
横光利一 「悲しみの代價」
...腕の疼(うず)きぬいている剣客の誰彼は...
吉川英治 「剣難女難」
...ぽつぽつ江戸へ帰って様子を見ちゃどうだろう」「俺も考える度に腕が疼(うず)いているんだ...
吉川英治 「剣難女難」
便利!手書き漢字入力検索