...恰度忘れてゐた傷の痛みが俄かに疼(うづ)き出して來る樣だ...
石川啄木 「硝子窓」
...夢の中ではそんな疼(いた)みなどは少しも知らぬもののやうに...
薄田泣菫 「独楽園」
...疼痛(とうつう)は疼痛(とうつう)の事(こと)の思想(しさう)である...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...鳩尾(みづおち)のあたりがきうと疼(いた)んだ...
武田麟太郎 「一の酉」
...全身の肉を疼(うず)き廻されるような気持で盗み見ていた...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...軽い疼(うず)きを頭の芯(しん)に覚えて...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...もうそろそろ疼痛時にしないかね」見ると...
外村繁 「日を愛しむ」
...彼女は熱と悪臭と疼痛とのうちに...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...かくの如き疼痛を発したのである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...魂が甘く疼(うず)くような気持で茫然(ぼうぜん)と永い間そこに蹲(うずくま)っていた...
中島敦 「悟浄出世」
...折れた歯のように疼く足で...
葉山嘉樹 「浚渫船」
...骨を刻むような鋭い疼痛がきた...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...疼(うず)くような羞(はず)かしめの感じを伴っていた...
本庄陸男 「石狩川」
...三河屋の七十隠居へもらわれていく、そんな暗い悲しい惨(いた)ましいお艶ちゃんとの別れだから、俺の心は痛み、疼くのだ...
正岡容 「寄席」
...彼が感じつづけていたそれと同じ疼(うず)きだった...
山川方夫 「待っている女」
...原始ストともいえる疼(うず)きを見せていたことが...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...そんな疼(うず)きには衝(つ)かれるのだった...
吉川英治 「私本太平記」
...割竹の傷(いた)みが疼(うず)くたびに...
吉川英治 「宮本武蔵」
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