...どちらを取るだろう?)彼はその事を考えたとき何故か疼(うず)くような快感を苦痛と一緒に感じていた...
梅崎春生 「日の果て」
...疼痛を堪えながら...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...両肩の疼み次第に増すを以て...
関寛 「関牧塲創業記事」
...けだるい脚が一種の圧迫を受けて疼痛(とうつう)を感じてきたのは...
田山花袋 「一兵卒」
...庸三の魂はひりひり疼(うず)いた...
徳田秋声 「仮装人物」
...傷には疼痛はない...
外村繁 「日を愛しむ」
...胸の疼痛(いたみ)が来たり...
豊島与志雄 「生あらば」
...この馬へ乗る時片足に非常な疼痛を覚えたので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...疼痛、掻痒(そうよう)は伴わない...
永井隆 「長崎の鐘」
...彼(かれ)は次(つき)の日(ひ)足(あし)を引(ひき)ずらねば歩(ある)けぬ程(ほど)足首(あしくび)の關節(くわんせつ)に疼痛(とうつう)を感(かん)じたのであつた...
長塚節 「土」
...地についてる処が疼いてるんだ...
葉山嘉樹 「浚渫船」
...いつも疼(うず)いていた...
原民喜 「苦しく美しき夏」
...三年前彼がはじめて「グーセフ」を読んだ時から残されている骨を刺すような冷やかなものと疼(うず)くような熱さがまた身裡(みうち)に甦(よみがえ)って来るのでもあった...
原民喜 「冬日記」
...しきりに最前から一戦挑みかけたい闘争意識が火のように全身に疼いてきてならないのだった...
正岡容 「小説 圓朝」
...自分の身体中で冷たく漣(さざなみ)立てて疼(うず)くのだ...
正岡容 「寄席」
...自身のうちに疼(うず)く内部反抗を自覚した...
宮本百合子 「現代の主題」
...今急に……疼(うず)き出したのは……」と云いさして私は口を噤(つぐ)んだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ひとり疼々(うずうず)しているふうだったが...
吉川英治 「三国志」
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