例文・使い方一覧でみる「疵物」の意味
スポンサーリンク...やっぱり疵物（きずもの）も同様ですから... 
海野十三 「少年探偵長」
...だから疵物（きずもの）でもずん／＼片づいて行く...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...尤も疵物は大抵貧しい者にやられる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...疵物じゃとかと申すのが慣わし故...
直木三十五 「南国太平記」
...日本にては杖は下駄同様に取上げらるるが故銀細工象牙（ぞうげ）細工なぞしたるものは忽（たちまち）疵物（きずもの）になさるる虞（おそれ）あり...
永井荷風 「洋服論」
...立派な山を疵物（きずもの）にして...
中里介山 「大菩薩峠」
...疵物（きずもの）にして返した上...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...可哀想にお豊は疵物（きずもの）なんださうですよ」「疵物？」「多見治が何んと言はうと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尤も歡喜天の女體の方は額の珠を拔かれて疵物（きずもの）になつて居るから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今日こそはつきりぬかせ何処のどいつが手前を疵物にしやがつたんだと毒づき...
北條民雄 「白痴」
...疵物なぞを安く割引して売るために...
松永延造 「職工と微笑」
...娘が疵物になりやあ...
マクシム・ゴルキイ Maksim Gorkii 森林太郎訳 「センツアマニ」
...娘が疵物になるかならぬか危急の際ですぞ...
山下利三郎 「誘拐者」
...皿茶碗の疵物（きずもの）ならば...
夢野久作 「名娼満月」
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