...わたしは歩きまわって疲れたので...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...愛さんも働いてさぞ疲れたろうから……よござんす...
有島武郎 「或る女」
...而も疲れたらしい様子をしないそうである...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...各々の疲れた頭脳(あたま)は...
石川啄木 「鳥影」
...私は疲れた...
梅崎春生 「風宴」
...WATAのように疲れた身体(からだ)を階上の自室へ運び上げた...
谷譲次 「踊る地平線」
...日に焦(や)け疲れた二人の顔に心持よく戦(そよ)いだ...
徳田秋声 「あらくれ」
...わたしはもうそうしたいっさいを疲れた神経のせいにして...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...『あなた疲れたでしょう?』と彼は訊ねた...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...細君はどうしてそんなに疲れたのかと寧ろ恠しまれるほど...
永井壮吉 「人妻」
...いかにも疲れたような人達が思い思いに待っている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...フリーダは疲れたように微笑しながらいって...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...仕事に疲れた時、無聊に苦しむ時、辞書を読むのは、なかなか楽しいものである...
三木清 「辞書の客観性」
...二晩一日看護に疲れた人を...
水野仙子 「四十餘日」
...ひどく疲れたような足どりで...
山本周五郎 「青べか物語」
...先生に来ていただきたいと云うんですが」去定は疲れたような顔になった...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...精神病者の病み疲れた反射交感機能の中では...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...疲れた足で駈けて行った...
吉川英治 「篝火の女」
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