...惡疫の如く之を遠ざけなければならぬものは詐欺の僞善である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...図‐277横浜と東京とにアジア虎疫(コレラ)が勃発したという...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...自分の子供を二人も疫痢で亡くしているこの女房は...
犬田卯 「米」
...疱瘡は容貌(きりょう)定めといったくらいにこの二疫を小児の健康の関門として恐れていた...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...又は一度軽く済ませた病気に対して免疫性を得る如きは...
丘浅次郎 「自然の復讐」
...子供もやはり赤痢とか疫痢とかで...
豊島与志雄 「林檎」
...ともすれば疫病神のように嫌われており...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...それは國家のより重大な疫病を豫防するために必要な外科手術である...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「印度の婦人へ」
...疫病のために気立のやさしかった乳母も故人になってしまった...
堀辰雄 「姨捨」
...一七八三年には疫病(ペスト)が非常に蔓延した...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...この記録の始まって以来起った種々なる死亡や疫病や飢饉や流血戦争やその他の破壊原因に関して...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そして一般に疫病(ペスト)流行年を偶発的なりとして除外するのが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...又熱疫を治すといふ...
南方熊楠 「きのふけふの草花」
...炬火(たいまつ)を持ちて疫を逐い端門より出す云々とある...
南方熊楠 「十二支考」
...本邦にも善相公(ぜんしょうこう)と同臥した侍童の頭を疫鬼に槌で打たれ病み出し...
南方熊楠 「十二支考」
...「疫神よけ」と称してこの日いろいろの行事がある...
柳田国男 「年中行事覚書」
...疫病除(やくびょうよ)けの守り札をもらって家に貼っておいた者は...
吉川英治 「新書太閤記」
...悪疫が流行っても...
吉川英治 「平の将門」
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