...疫其者よりも巡査の方が忌(きら)はれる...
石川啄木 「赤痢」
...免疫効果が勝れており...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...慶雲二年天下疫癘盛(さかん)にして...
中山太郎 「穀神としての牛に関する民俗」
...あたかもこの時分に死霊や疫霊が発散するので...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...俗間(ぞくかん)の所謂(いわゆる)投書には既に免疫して了(しま)われた閣下は格別の不審も好奇心をも感ぜられず...
西尾正 「陳情書」
...とくに疫病の病理学で宗教的および迷信的な要素が重要な部分であったが...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...極度の恐慌が疫病と共に来襲した...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...其祟りからアテンに疫病が流行したので...
原勝郎 「鞦韆考」
...人には疫病神(やくびようがみ)のやうに厭(いと)はれながらも毛虫眉毛(まゆげ)を動かして優しき詞(ことば)のもれ出(いづ)るぞをかしき...
樋口一葉 「たけくらべ」
...時疫(じやみ)で枕もあがらぬということで案じておりましたところ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...これは疫病でもなんでもない...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...ロンドンの大疫病なんてどうってことなかったもん...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...疫病の流行を回避できた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...この夜また検疫官が来て...
正岡子規 「病」
...方相が十二神を従えて疫を逐う状は...
南方熊楠 「十二支考」
...その年この村疫病で人多く死んだが...
南方熊楠 「十二支考」
...これはペツテンコオフエルが疫癘学(えきれいがく)...
森鴎外 「みちの記」
...飢饉年か疫病流行のためでもあったろう...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
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