...……其の疣(いぼ)一つづゝ堂門(どうもん)の釘(くぎ)かくしの如しと言ふので...
泉鏡花 「雨ばけ」
...疣立(いぼだ)って...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...それは疣(いぼ)です...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...△疣、瘤、癌...
種田山頭火 「其中日記」
...「さわりかたが悪いと、疣が出来ますよ...
豊島与志雄 「波多野邸」
...さわりかたがよければ、疣は出来ません...
豊島与志雄 「波多野邸」
...植物の疣(いぼ)である瘤(こぶ)がいっぱいできてる一本の大木が...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一つの疣(いぼ)ありてその蛮勇なる鼻に蹲(うずくま)る...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...疣自物曳けども取れぬを...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...或いは疣(イボ)のたぐいに過ぎない...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...鳥居や蚊子木葉(いすのきのは)に疣を伝え去るごとく...
南方熊楠 「十二支考」
...吸付いてゐた疣だらけの手は...
宮原晃一郎 「動く海底」
...あめいろをした甕の地に疣(あざ)のような焼きの斑点(しみ)が...
室生犀星 「香爐を盗む」
...その疣(いぼ)蛙は姫のそばへ来ると...
夢野久作 「オシャベリ姫」
...あとから最前の疣蛙が這入って来ると...
夢野久作 「オシャベリ姫」
...小さな無果花(いちじく)色の疣(いぼ)が在った...
夢野久作 「父杉山茂丸を語る」
...無口で無愛想な顔をいつまでも疣蛙(いぼがえる)みたいにそこに据えているのが...
吉川英治 「新書太閤記」
...近ごろ新しくできた一個のニキビを疣(いぼ)のように気にしながら...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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