...1容の疑わしい油と2または3容の硫化水素を含む水とを栓をしたバイアル内で震盪することによって...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...いささかでも疑わしい人物は片っぱしから尾行して見よと...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...私共が考えてもこれはと思う様な疑わしい事実は何もないのでした...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...そして1袋の穀物または何らかの種を土地にあけた1つの孔にいれたときには収穫物が得られることは疑わしい...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...その他すべて複合せられたものの考察に関わる学問はたしかに疑わしいということ...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...こういう点だけでも自分の見るところでは津田君と同じような人が他に幾人求め得られるか疑わしい...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...すると教官の方から疑わしいと思うなら...
徳田秋声 「躯」
...」オリヴィエは疑わしい様子で頭を撮った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかしそれも実際に効力があるか否かは随分疑わしい...
中谷宇吉郎 「科学と文化」
...それ以外のあなたのさまざまな心配もきわめて疑わしいものとなるからです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...ある程度疑わしい場合に限って...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...階段を降りられるか疑わしい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...大いに疑わしいですね」「それが感謝の言葉か...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...みなはなはだ不確実な疑わしいものである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...少しでも疑わしいことがあれば...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...これとても疑わしい奴は一人も居ない...
夢野久作 「近眼芸妓と迷宮事件」
...ぼくにもいろいろ疑わしい節が感づかれて来た...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...これらの構造が天平時代にもあったかどうかは疑わしい...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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