...と疑うものもあった...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...われらは断じて成功を疑うことができない...
石原莞爾 「最終戦争論」
...甲の味いを感ずるのは何等(なんら)かの錯覚に基きやしないかと疑うことも出来る...
伊藤左千夫 「歌の潤い」
...そして私が疑うということ...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...居合わせた者らも自らの目を疑うほどで...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...まして電子の不可入という事について疑う人は極めて稀だと云ってよい...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...とにかくこうした事実のあったことは疑う余地はない...
中山太郎 「屍体と民俗」
...こんなのが歎賞の的になっていたことは疑う余地もありません...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...私の探偵能力を疑うなら...
野村胡堂 「古銭の謎」
...疑う余地のないほど判然(はっきり)しておりますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次も急には疑う気にならなかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...現場であることは疑う可くもないのだが...
牧逸馬 「土から手が」
...杜若はヤブミョウガであるとしてあえてこれを疑うものはほとんど無かった...
牧野富太郎 「植物記」
...私はむしろ最も明かな例証の一つにおいてもその真なることを疑うのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...これなかなかの卓見で仏教にも〈時に舎衛国に、比丘と比丘尼母子あり、夏安居(げあんご)、母子しばしば相(あい)見(み)る、既にしばしば相見て、ともに欲心生じ、母児に語りていわく、汝ただここを出で、今またここに入るのみ、犯すなきを得べし、児すなわち母の言のごとくし、彼を疑う、仏言(のたま)わく波羅夷〉と出で(『四分律』五五)、誠に一休和尚が詠んだ通り一切衆生迷途の所、十方諸仏出身門だ...
南方熊楠 「十二支考」
...自分の目を疑うような気分でふたたび覗きこんだ...
山川方夫 「愛のごとく」
...また疑うのあまり...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分の耳を疑うように眸(ひとみ)をすました...
吉川英治 「親鸞」
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