...数馬の気質は? 疑い深いとでも思ったことはないか?」「疑い深い気質とは思いませぬ...
芥川龍之介 「三右衛門の罪」
...皆疑い深い目付をして顔と顔と覗き合う...
魯迅 井上紅梅訳 「狂人日記」
...博士の疑い深い質問に...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...何て疑い深いお父さまだろう」絹枝さんは口にこそ出さね...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...それでもこの頃は疑い深いから心配です...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...「疑い深いね...
太宰治 「新ハムレット」
...ポウル・ボウの税関吏のような疑い深い...
谷譲次 「踊る地平線」
...ひどく疑い深いペリシテ人(びと)(実利主義の俗物)にありがちで...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「古書の呪い」
...これだけの事実はいかなる疑い深い人でも認めないわけにはいかないだろうと思う...
寺田寅彦 「相対性原理側面観」
...疑い深い様子をして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼の疑い深い自尊心は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そして彼は疑い深い敵意ある様子でじっとしていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...見慣れないものに対してはすべての人は臆(おく)しやすく疑い深い...
柳宗悦 「工藝の道」
...今は疑い深い時代である...
柳宗悦 「民藝四十年」
...疑い深い人間であった...
夢野久作 「暗黒公使」
...……ナアニ……ヨタじゃないったら……恐ろしく疑い深い読者だね君は……虚構(うそ)だと思うならイツ何時(なんどき)でも本人に紹介してやるよ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...選(よ)り抜いた男ばかりを連れまいることでござりますれば」「あくまでそちは疑い深いな...
吉川英治 「私本太平記」
...疑い深い病人に滅多にはやれないと思って細心に機を窺(うかが)っていたのである...
吉川英治 「新・水滸伝」
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