...皆疑い深い目付をして顔と顔と覗き合う...
魯迅 井上紅梅訳 「狂人日記」
...博士の疑い深い質問に...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...それでもこの頃は疑い深いから心配です...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...馬鹿(ばか)正直なかわりに疑い深いたちでした...
竹久夢二 「日輪草」
...ポウル・ボウの税関吏のような疑い深い...
谷譲次 「踊る地平線」
...生来疑い深い夫はわざわざあれに鍵をかけたりその鍵を隠したりしなければ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...獄吏らの疑い深い検査に身をまかせ...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...僻(ひが)んだ私の眼や疑い深い私の様子に...
夏目漱石 「こころ」
...賽の目のピンが、お前の身体の何処かに彫ってあるに違げえねえ」「まア、疑い深い八さん...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あなたは疑い深いし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...だがこの疑い深いスペイン人は出来ることなら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...これに反して広い平ったい額は疑い深い...
夢野久作 「暗黒公使」
...疑い深い人間であった...
夢野久作 「暗黒公使」
...……ナアニ……ヨタじゃないったら……恐ろしく疑い深い読者だね君は……虚構(うそ)だと思うならイツ何時(なんどき)でも本人に紹介してやるよ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...狐のような疑い深い眼をした若者が...
吉川英治 「三国志」
...諸葛亮(しょかつりょう)は疑い深い仁(ひと)だ……」彼は...
吉川英治 「三国志」
...ゆらい疑い深いのは武族間のつねだ...
吉川英治 「私本太平記」
...人を容(い)れる度量がなく、疑い深い...
吉川英治 「新・水滸伝」
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