...皆疑い深い目付をして顔と顔と覗き合う...
魯迅 井上紅梅訳 「狂人日記」
...その手繰出されたわたしの考えは疑い深い考えかも知れない...
ストリンドベルヒ August Strindberg 森鴎外訳 「一人舞台」
...疑い深い性質です...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「古書の呪い」
...彼の疑い深い自尊心は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼らは疑い深い軽蔑(けいべつ)の念を投げかけます...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...だからいくら疑い深い私でも...
夏目漱石 「こころ」
...僕が疑い深いからかな...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...かさかさ草の中を潜っていた子供の顔は人馴れぬ獣のように疑い深い眼つきで一様に私を仰ぎ見た...
水上滝太郎 「山の手の子」
...あなたは疑い深いのですね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...フェリックスは疑い深い目附(めつき)をして...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...そうして様子を探ってみたんだ」「疑い深いなあ……お前は……」「まだあるんだ...
夢野久作 「オンチ」
...これに反して広い平ったい額は疑い深い...
夢野久作 「暗黒公使」
...……ナアニ……ヨタじゃないったら……恐ろしく疑い深い読者だね君は……虚構(うそ)だと思うならイツ何時(なんどき)でも本人に紹介してやるよ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ナカナカ君は疑い深いなあ...
夢野久作 「二重心臓」
...狐のような疑い深い眼をした若者が...
吉川英治 「三国志」
...選(よ)り抜いた男ばかりを連れまいることでござりますれば」「あくまでそちは疑い深いな...
吉川英治 「私本太平記」
...ゆらい疑い深いのは武族間のつねだ...
吉川英治 「私本太平記」
...判事はなお疑い深い眼で彼を睨んでいた...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
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