...疑いもなく我々は現在でもまだわずかに星の世界の知識の最初の略図を得たにすぎない...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...というのは、疑いもなく、実体を私に示すところの観念は、ただ単に様態すなわち偶有性を表現するところの観念よりも、いっそう大きな或るものであり、しかして、いわば、いっそう多くの客観的実在性を己れのうちに含んでおり、さらにまた私がそれによって或る至高にして、永遠なる、無限なる、全智なる、全能なる、そして自己のほかなる一切のものの創造者たる、神を理解するところの観念は、有限なる実体を私に示すところの観念よりも、たしかにいっそう多くの客観的実在性を己れのうちに有しているからである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...疑いもなく私はこれを意識したはずであるから...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...疑いもなく女のうめき声だということを確かめた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...疑いもなく自分たちを冷笑するためだと自覚するだろう...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...疑いもなくこの賤民へであった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...疑いもなく不肖(ふしょう)この私を頭においてのことであります...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...彼女は疑いもなく...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...疑いもなく市民道徳の体現者...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...疑いもなく、二人のあいだにあるその変則的な関係が、私のウィルスンにたいするすべての攻撃(それは公然とやるのも、こっそりとやるのもどちらもたくさんあったが)を、真面目(まじめ)なきっぱりした敵対でやるよりも、からかいか悪戯(いたずら)(ただふざけているように見せかけながら苦しめるのである)の方面に向けさせたのにちがいない...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...1)Robertson, b. iv. p. 102. Lettres Edif. tom. viii. p. 87.2)Lettres Edif. tom. ix. p. 364. Robertson, b. iv. p. 115.3)Robertson, b. iv. p. 107.4)Lettres Edif. passim. Voyage d'Ulloa, tom. i. p. 343. Burke's America, vol. i. p. 187. Charlevoix, tom. iii. p. 303, 304.右に挙げた習慣は、主として家族の扶養に伴う困難から生じたものと思われるが、これは、その親が彼らを救おうとする最上の努力にもかかわらず蒙昧生活の困難の下において必然的に多数の子供が死ななければならぬということ1)と相俟って、疑いもなく、新しく生れて来るものを力強く圧迫しなければならぬのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...このように仲よく分け合うのが疑いもなくいかに望ましいことであるとしても...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その将来の普及についてはどれだけの希望を有とうとも疑いもなく過去の時代には弱い力でしか働かなかった道徳的抑制という妨げを別にしては1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...吾々は疑いもなく...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...『我国の耕作と改良とは疑いもなく徐々に進歩してきている...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...まさに疑いもなくまったく不可能である――などと...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...彼れの取引は疑いもなく...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...疑いもなく真実である...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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