例文・使い方一覧でみる「疑」の意味

...狭斜（けふしや）の遊（いう）あるを疑はれしとて... 狭斜の遊あるを疑はれしとての読み方
芥川龍之介「雑筆」

...あなたが疑っていらっしゃればなんの役にも立ちはしませんからね...
有島武郎「或る女」

...其の結果として総べての方面に懐疑の念が生ずる... 其の結果として総べての方面に懐疑の念が生ずるの読み方
丘浅次郎「人類の将来」

...」二成はそれを聞かされると半信半疑になった... 」二成はそれを聞かされると半信半疑になったの読み方
蒲松齢田中貢太郎訳「珊瑚」

...かかることがらについては健全な精神を有する何人も決して本氣に疑はなかつたのである...
デカルト　Renati Des-Cartes 三木清訳「省察」

...「あれは大丈夫だろうか」という疑問がわれわれ一行の間に持ち出された...
寺田寅彦「小浅間」

...史記志疑の著者梁玉繩の挾んだ非常な疑問があつて... 史記志疑の著者梁玉繩の挾んだ非常な疑問があつての読み方
内藤湖南「易疑」

...疑心悪（ママ）鬼を生じ... 疑心悪鬼を生じの読み方
中原中也「芸術論覚え書」

...また疑はずにはゐられなかつた... また疑はずにはゐられなかつたの読み方
南部修太郎「疑惑」

...私が初めて妻の行動に疑惑を抱いた一夜の出来事から書きつづる事に致しましょう...
西尾正「陳情書」

...屋敷内の井戸から死骸が出たのは可怪（おか）しいじゃないか」「ヘエ――」平次の鋭い疑問も... 屋敷内の井戸から死骸が出たのは可怪しいじゃないか」「ヘエ――」平次の鋭い疑問もの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...油屋の兼吉が下手人の疑ひを受け... 油屋の兼吉が下手人の疑ひを受けの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...自分に掛けられた疑惑を解くというよりも... 自分に掛けられた疑惑を解くというよりもの読み方
野村胡堂「芳年写生帖」

...疑いもなく何人も... 疑いもなく何人もの読み方
トマス・ロバト・マルサス　Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳「人口論」

...知らない人はこんなものが日本に在るのかを疑うでしょう... 知らない人はこんなものが日本に在るのかを疑うでしょうの読み方
柳宗悦「手仕事の日本」

...「錆びねえようにまちょうに掃除のできるきけえを持ってる男がいたらおめにかかりてえよ」恋の囁きにしてはあまりに率直すぎると読者の中には疑惑をいだく向きもあろうかと思うが...
山本周五郎「青べか物語」

...重要なる疑問的特徴を作りしものあるを推測され得るを以て... 重要なる疑問的特徴を作りしものあるを推測され得るを以ての読み方
夢野久作「ドグラ・マグラ」

...そして、（馬鹿かな？）と、疑ってみたが、気のゆるせない眸（ひとみ）を感じるし、その眸が、子どものくせに、妙に此方を圧して来るのだった... そして、と、疑ってみたが、気のゆるせない眸を感じるし、その眸が、子どものくせに、妙に此方を圧して来るのだったの読み方
吉川英治「新書太閤記」

この漢字は何でしょう？？

👨話題の人々👩