...消費品(百箱、四千八百鑵に附き)――二百四十圓、蟹二千四百疋...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...今日数百輩の疋夫を諸御家人より召し...
太宰治 「右大臣実朝」
...三晩四晩明(あ)かしているうちにやっと一疋(ぴき)の虎を獲った...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「田七郎」
...そこにも一疋の蜂が居た...
寺田寅彦 「蜂が団子をこしらえる話」
...一疋も見えないので...
直木三十五 「南国太平記」
...日疋が急に俺の羽織の裾をひき...
久生十蘭 「湖畔」
...千疋の餓えた猫どもに襲わせ切り裂かせてやりたい位だ...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...段々新橋の方へ近づくと、千疋屋...
古川緑波 「甘話休題」
...千疋屋で食事して座へ出る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...これらの三疋がどんなに凄いものだったか...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...モイルの荒々しい水に洗われているアルバンの南方の王であったケリルが寂しい土地にたった一疋の猟犬をつれて一人で猟している時のことであった...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「約束」
...明治四十一年四月ハロー市の大火の前に兎一疋市内を通り抜けた由(翌年六月五日の『随筆問答雑誌(ノーツ・エンド・キーリス)』四五八頁)...
南方熊楠 「十二支考」
...一疋も蠅が飛ばねば一疋も口に入らず...
南方熊楠 「十二支考」
...山に遊んで猴一疋も見えず...
南方熊楠 「十二支考」
...一疋(ぴき)の大きな悪魔がゐました...
宮原晃一郎 「悪魔の尾」
...その骨と衣との間から一疋のこおろぎが這い出したことを知った...
室生犀星 「あじゃり」
...一疋の蛾がじつと膳の縁にとまつたまま彼を見てゐた...
横光利一 「蛾はどこにでもゐる」
...白と黒と二疋(ひき)の馬が...
吉川英治 「神州天馬侠」
便利!手書き漢字入力検索