...畳紙を敷いて座りましょう...
...昔は畳紙に文字を書いて年賀状を作っていた...
...畳紙は、古くから日本の生活文化に欠かせないものだ...
...畳紙がカーペットに変わりつつある現代でも、和室ではまだまだ使われる...
...お寺や神社の床は畳紙で覆われていることが多い...
...畳紙(たとうがみ)や筆の簾巻(すだれまき)にしたのを持って通ってゆく姿が今でも眼に残っている...
高村光太郎 「回想録」
...幸子は「小槌屋(こづちや)呉服店」と記してある畳紙(たとう)の紐(ひも)を解きかけていたが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そこらに散らばった畳紙の中味を調べてみて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...幸子はスーツケースから幾組もの畳紙(たとう)を出させて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...好い加減に願います」嫂はこう云って小さい袋から櫛(くし)やなにか這入(はい)っている更紗(さらさ)の畳紙(たとう)を出し始めた...
夏目漱石 「行人」
...濃い渋を引いた畳紙(たとう)の中へしまい出した...
夏目漱石 「明暗」
...――藤兵衛は四日前の昼過ぎ畳紙に入れた大きな物を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...五「親分――曲者(くせもの)は同じような畳紙を用意して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...畳紙の中に入っていたのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...真物(ほんもの)の畳紙を持って行くことが出来るでしょうか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「畳紙を置き換えられるのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「死んだ藤兵衛へ縄を打つ法はあるまい」「藤兵衛が本当に畳紙を置き換えたでしょうか」「多分...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その後へ大垣に頼まれた畳紙へ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...畳紙に挟んだのを...
林不忘 「あの顔」
...寝(ね)られぬ夜(よ)なれば臥床(ふしど)に入(い)らんも詮(せん)なしとて小切(こぎ)れ入(い)れたる畳紙(たゝうがみ)とり出(い)だし...
樋口一葉 「雨の夜」
...畳紙(たとうし)に包んだ仕立物を持って入って来ると急いでテーブルの上で包を解き...
久生十蘭 「魔都」
...生絹は畳紙をひろげて久方振りで右馬の頭の文字を見入ったが...
室生犀星 「荻吹く歌」
...――畳紙(たとう)をあけてみると...
山本周五郎 「落ち梅記」
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