...そのある物は運搬用で畳むことが出来る...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その扇を畳むに連れて...
泉鏡花 「歌行燈」
...畳むと入子(いれこ)に重(かさな)るやつでね...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...乱れた毛布を畳むために...
梅崎春生 「桜島」
...袖を畳むとこう思う...
鈴木三重吉 「千鳥」
...床を畳む元気もないじゃないか...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...若い親方はプログラムを畳む...
寺田寅彦 「雑記(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...苔(こけ)を畳む煩(わずら)わしさを避けて...
夏目漱石 「虞美人草」
...浮き立ての蓮の葉を称して支那の詩人は青銭(せいせん)を畳むと云った...
夏目漱石 「虞美人草」
...――傘(かさ)は、畳むがいい...
夏目漱石 「二百十日」
...こうなると家を畳むより仕方がない...
夏目漱石 「倫敦消息」
...それを片端から蓆(むしろ)でも巻くごとくぐるぐる畳む...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...世帯を畳む人の払い物の中から...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ビラをきちんと畳むと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...従僕はさっそく、婦人の乗りこんだ後の扉をしめて、蹈段を折畳むと、革紐につかまって馬車の後部へ飛び乗りざま、馭者に向って、『やれ!』と叫んだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...石を積み畳むに先立って...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...さういふものを内に畳むことの六ヶしさ...
牧野信一 「浪曼的月評」
...布団を畳む時、女給が、「あのしと、ひどいけがしてんのよ」といやらしそうにこっそり云って、せっせと臭い布団を抱え出した...
宮本百合子 「刻々」
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