...塔は緑瓦を畳むこと十三層...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...手紙を畳む一定の...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その扇を畳むに連れて...
泉鏡花 「歌行燈」
...それで家を畳むんじゃねえ...
泉鏡花 「婦系図」
...乱れた毛布を畳むために...
梅崎春生 「桜島」
...袖を畳むとこう思う...
鈴木三重吉 「千鳥」
...彼女は意地悪の指で丹念に手紙を畳むと...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...それを手早く押し畳むと...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...床を畳む元気もないじゃないか...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...そして畳むかはりに...
徳田秋声 「チビの魂」
...――畳む羽に置く露の重きに過ぎて...
夏目漱石 「薤露行」
...昔(むか)しながらの翠(みど)りを年ごとに黒く畳むと見える...
夏目漱石 「虞美人草」
...浮き立ての蓮の葉を称して支那の詩人は青銭(せいせん)を畳むと云った...
夏目漱石 「虞美人草」
...それを片端から蓆(むしろ)でも巻くごとくぐるぐる畳む...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...石を積み畳むに先立って...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...さういふものを内に畳むことの六ヶしさ...
牧野信一 「浪曼的月評」
...第一そうすりゃこんな襟垢(えりあか)のついたものを着ていないでも――と私の紺絣対服(例の軽気球の高座着は世帯を畳むとき置いてきてしまったからもうなかった)の襟のあたりをスーッと手でしごくようにした...
正岡容 「わが寄席青春録」
...布団を畳む時、女給が、「あのしと、ひどいけがしてんのよ」といやらしそうにこっそり云って、せっせと臭い布団を抱え出した...
宮本百合子 「刻々」
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