...彼と異見を持っているので、話し合いが必要だ...
...異見があっても尊重し合える関係を築くことが大切です...
...この問題に関しては異見があるので、もう少し検討が必要です...
...異見を尊重する姿勢は、コミュニケーションの基本です...
...異見を指摘された時は、一度振り返って自分の考え方を見直すことが大切です...
...異見を出すべき餘地なし...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...そのうち父がこの事について私に異見をして...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...色々異見ヲ云ッテクレテ...
中里介山 「大菩薩峠」
...無能力な事は車屋(くるまや)と同(おん)なしですもの」代助は今迄嫂(あによめ)が是程適切な異見を自分に向つて加へ得やうとは思はなかつた...
夏目漱石 「それから」
...おれの方から行つてよく異見してやると云つてゐます...
夏目漱石 「それから」
...――しかし異見(いけん)でおいそれと...
夏目漱石 「野分」
...篤(とく)と気を落ちつけて珠(たま)を磨(す)るがいいよ」といやに異見めいた事を述べると...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...そればかりでも身体(からだ)の疲労が甚しからうと思はれるので種々(いろいろ)に異見も言ふが...
樋口一葉 「うつせみ」
...夫ればかりでも身體の疲勞が甚しからうと思はれるので種々(いろ/\)に異見も言ふが...
樋口一葉 「うつせみ」
...そればかりでも身躰(からだ)の疲勞(ひらう)が甚(はなはだ)しからうと思(おも)はれるので種々(いろ/\)に異見(いけん)も言(い)ふが...
樋口一葉 「うつせみ」
......
一葉稿 「五月雨」
...御異見(ごゐけん)は承(うけたまは)り置(おき)まして私(わたし)はどうも彼(あ)んな奴(やつ)は虫(むし)が好(す)かないから...
樋口一葉 「にごりえ」
...むかし覺ゆる嫗樣の色はなけれど蔭ゆかしき美人の末の四十女、切髮姿に被布の好みも何處やら洒落て、良人なき後の世渡りは昔し覺えの三味も流石とはゞかりて、月琴の師と聞くぞをかしき、お辰は長羅竿に一服すひて與之助に手渡ししつ瀬川さま私しの言ふは當りましたろ、よい加※になされませや、さもなくてさへ母樣の御苦勞は山ほどなるに、よい年しての大供樣が、髭くひ反らして甘ゆるは可愛けれど、すねるぢれる、何で御坐ります、お腹が立たば寢かしてお置きなされと片頬に笑みてたしなめれば、異見は眞平、よう/\逃げのびて、此處で二の矢は御免蒙むりたし、理屈は捨てゝ陽氣におもしろく、我が平常は知り※き給ふお辰樣が匕加※に、嬉しくをかしと思ふ話を聞かせ給へといへば、夫れは造作もなきこと、春さく堤の花よりも美く、秋てる中洲の月よりも清く歌舞の菩薩が手を盡くす物の音も及ばねば、お前樣がお好きの畫や歌や何の何の、見れば嬉しく、聞けば床しく、ぢれも肝も悉皆(みな)おさまりて、思ひ出してさへ魂のふらつく樣な事が御座んす、とは又何ぞと問へば、身邊(あたり)の新聞をつきつけて、夫れ此處に、と指さすは新の字、これは解からぬこと禪僧が問答でもあるまじと笑へば、お辰眞面目に、眞言の秘密で御坐んすぞえ、其字を一ト目御覽じるよりお胸に現はれる影は可愛らしき島田髷にじやばらの結び下げ、兄樣此字は何と讀みますると御本を前にかしこまりしお姿が見えます筈、何と無類(るゐ)にお嬉しかろと、言ひ終りておほゝと笑へば、馬鹿なと一言くるしげに笑ふ...
樋口一葉 「花ごもり」
...されば眞向(まつかふ)よりの母が異見に疳癪の火の手つのりて...
樋口一葉 「花ごもり」
...お釋伽さま孔子樣兩の手をとらへて御異見あそばさるゝ共...
一葉 「暗夜」
...先ほどから段々の御神さんの御異見...
三木竹二 「いがみの権太」
...異見会とは、つまり談合会で、今でいう委員会とか何々会議のつもりであろう...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...長政もそれを認めていたとみえて、死の前には、「異見会の儀は、年来われわれが致し来りし通り、月毎、かならず城内の釈迦(しゃか)ノ間(ま)にて、催し候ふべし」と子息忠之(ただゆき)への遺言状のうちにも言い忘れていなかった...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
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