...異存があるなら話しましょう...
...彼女は異存を唱えたが、多数決で決定された...
...彼は異存なしに全員に同意した...
...あなたには本件に異存はありませんか?...
...彼女の異存により、計画は再考されることになった...
...それでもう家じゅう異存はなし...
伊藤左千夫 「春の潮」
...異存はないのだな」云うかと思うと...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...誰にも異存があろうはずがない...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...また異存なしと答えたら何分にも御面倒を願いましょう...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...どっちも異存おへんなあ」と...
近松秋江 「霜凍る宵」
...こちらでも異存はない...
豊島与志雄 「自由人」
...一は無論異存のある訳はなし――よかろうと思うんですがね」「はい」「どうでしょう...
夏目漱石 「虞美人草」
...奉公人達の部屋を探しても御異存はないでせうな」此時はもう庭先へ來て居た平次は藤三郎を差し措いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...殺した野郎が重々悪いに異存はないが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...皆樣御異存が御座いませんか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...妹も別段に異存はない様子だ」大原「別段に異存はない様子だなんぞは少々不確(ふたしか)だね...
村井弦斎 「食道楽」
...頑強な反対論を持ち出しましてね……今までは別に異存も無いらしかったのですが……」「ヘエ……妙ですな...
夢野久作 「復讐」
...異存はありません...
吉川英治 「銀河まつり」
...異存も何もありえなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...五左衛門も異存はない...
吉川英治 「私本太平記」
...たれひとり異存はない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...私に異存はあろう筈もございません...
吉川英治 「源頼朝」
...宮のご密使を阻(はば)む理由は父にもありますまい」「しかし、もしご令旨を拝しても、時政の考えに、異存ある時は、六波羅に通じられる惧(おそ)れはないかな...
吉川英治 「源頼朝」
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