...異存があるなら話しましょう...
...彼女は異存を唱えたが、多数決で決定された...
...彼は異存なしに全員に同意した...
...あなたには本件に異存はありませんか?...
...彼女の異存により、計画は再考されることになった...
...大體に於いて如何なる專門家も異存あることを得ないほど公正にして穩健なる定義である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...食事という天則的な人事を利用してそれに礼儀と興味との調和を得せしむるという事が家庭を整へ家庭を楽むに最も適切なる良法であることは是又何人も異存はあるまい...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...各人(かくじん)へ御示(おしめし)御座(ござ)候(そうろう)とも毛頭(もうとう)異存(いぞん)無之(これなく)候(そうろう)...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...四日金之助虚子先生○明治四十一年七月十一日(封書)拝復 御ふささんは異存はなかろうと愚妻が申します...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...勿論両人はそれに対して異存がある筈はなかつた...
太宰治 「地図」
...あなたがいてほしいと望むなら異存ありません...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...これには吾輩も異存はない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...殺した野郎が重々惡いに異存はないが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...確にだれがみても異存のない...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...格別異存はないが...
久生十蘭 「魔都」
...父母の決したる所に異存なしと答えて...
福沢諭吉 「新女大学」
...御異存ないでしょう? 樹は足かけ八年の歳月の間にずっと太っているのですもの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...妹も別段に異存はない様子だ」大原「別段に異存はない様子だなんぞは少々不確(ふたしか)だね...
村井弦斎 「食道楽」
...何で異存がござりましょう」「ウム...
吉川英治 「剣難女難」
...楊奉も異存はない...
吉川英治 「三国志」
...異存も何もありえなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...「異存ないか、高氏」高時に念をおされて、高氏はふと、なにもまだ答えていなかった空虚にはっと気がついた...
吉川英治 「私本太平記」
...――ただこれが連判状なることゆえ、確かめて参ればよいのではあるまいか」「もっともだ」と、人々みな、異存はない...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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