...異存があるなら話しましょう...
...彼女は異存を唱えたが、多数決で決定された...
...彼は異存なしに全員に同意した...
...あなたには本件に異存はありませんか?...
...彼女の異存により、計画は再考されることになった...
...――彼はこういう条件に少しも異存を唱えなかった...
芥川龍之介 「玄鶴山房」
...省作はもとより異存のありようがない...
伊藤左千夫 「春の潮」
...勿論両人はそれに対して異存がある筈はなかつた...
太宰治 「地図」
...もちろんそれにも異存はなかったからともかく明日の朝九時半キッパリに...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...こういう新しいものを人形芝居に取り入れることについては異存のある人が多いようであるが自分はそうは思わない...
寺田寅彦 「生ける人形」
...わたしも異存がないけれど...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...而も是れ何人も異存なかる可き名辭(ステートメント)の排列にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...親類方にも異存がなくて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この祝言は取止めにしても異存はあるまいな」平次は勘兵衛の方へピタリと向きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...皆樣御異存が御座いませんか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...相手の吟味に異存あらば...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...プロレタリアの勝利に貢獻するような何物をももつていないことは誰しも異存のないところである...
平林初之輔 「政治的價値と藝術的價値 マルクス主義文學理論の再吟味」
...また源順(みなもとのしたごう)の『倭名類聚鈔(わみょうるいじゅしょう)』にあるように同じく百合を和名由里(ユリ)としているのは共に間違っているといっても誰も異存はないはずだ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...わたくしに異存はないという意味を...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...ご異存はないのでござるな」「承知いたしました...
吉川英治 「剣難女難」
...異存はないか」すると曹植は...
吉川英治 「三国志」
...これには、誰の異存もない...
吉川英治 「私本太平記」
...一つにしてももちろん異存はないが...
吉川英治 「随筆 新平家」
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