...異存があるなら話しましょう...
...彼女は異存を唱えたが、多数決で決定された...
...彼は異存なしに全員に同意した...
...あなたには本件に異存はありませんか?...
...彼女の異存により、計画は再考されることになった...
...格別異存も持たなかつた...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...天皇が統治権を総攬(そうらん)せらるることに対し異存ある者は一人もないのである...
大隈重信 「選挙人に与う」
...本家もよもや異存はなかろうから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...勿論それに異存はないのだが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...異存ならば藩地を立去っても怨みはないというような熱烈沈痛なる宣告があった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...誰も異議異存のあろうはずはありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...無論異存のあるはずはございません...
夏目漱石 「創作家の態度」
...――返濟相成兼候節は如何なる物を御取上げ候共異存無之(いぞんこれなく)と其方(そち)の判を捺(お)した證文が入つて居るぞ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...質素なことには異存ないが...
久生十蘭 「キャラコさん」
...ある日彼は改めて御身(おんみ)にさえ異存なくば...
福田英子 「妾の半生涯」
...誰も異存はあるまい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...武士らしく切腹仰せつけられれば異存はない...
森鴎外 「阿部一族」
...妻のみね女もそれに異存はないらしかった...
山本周五郎 「思い違い物語」
...それには異存がないと言う...
吉川英治 「江戸三国志」
...それで御異存はなかろうな」吉宗のことばのうちに...
吉川英治 「江戸三国志」
...異存はない、任すと一致して、彼はまたすぐ早駕籠で、藤沢在へひッ返した...
吉川英治 「大岡越前」
...彦兵衛にも異存(いぞん)はない筈じゃ...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
...異存は云えぬ」「たいそう...
吉川英治 「松のや露八」
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