...私にはどこか見どころがあると異口同音に云ふのである...
宇野浩二 「質屋の小僧」
...みんなが異口同音に答へることはたつた一つだけである...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...資本家の走狗(そうく)となっているからだと見ている」「けしからん!」と異口同音に言う将校たちに...
高見順 「いやな感じ」
...異口同音に犯人の陳述を一笑に付しているので...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...もし最初の目的はいかんと問わば我も人も三尺の童子もみな異口同音に生活せんがためなりと答うるのほかはあらざるべし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...そんな筈はない!」と異口同音に叫び出したのである...
久生十蘭 「魔都」
...異口同音に叫び出した...
久生十蘭 「魔都」
...』さう彼等は異口同音に言ふのだつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...昨日(きのう)まではちゃんと垣にたっていたことが異口同音に証言された...
平林初之輔 「誰が何故彼を殺したか」
...みんなは殆んど異口同音に答えた...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...これまたほとんど異口同音に「経営者や会計部がのせることを要求しますからね...
三好十郎 「恐怖の季節」
...訴人してよいものか」異口同音にいいわけをすると...
吉川英治 「江戸三国志」
...異口同音にいった...
吉川英治 「三国志」
...のう各」異口同音に...
吉川英治 「新書太閤記」
...探しに来てくれたのかえ?」「そうです!」異口同音に兵たちは「いやもう...
吉川英治 「新・水滸伝」
...誓いの式がすむと、みな異口同音に、ねがいをともにし、生々世々、生き代り死にかわり、この土(ど)の友となって、この再会を、よろこびあわんと言い合った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ふたりは異口同音に...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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