...普通の単独生活をなす動物とは全く相異なり...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...海地獄はそれらの地獄とは異なりて大きな池に熱湯をたたえたもので...
高浜虚子 「別府温泉」
...ただこれを演ずる人の異なりたるものにして...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...このような百姓一揆とは異なり...
蜷川新 「天皇」
...この「青猫」はそれと異なり...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...古代においては今日の発音とは異なり...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...我々の知覚は全て、相互に、また、想像できる他の全てのものと、実際に異なり、分離可能、区別可能である...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...大に男子に異なり...
福沢諭吉 「新女大学」
...両者は全く異なります...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...さりながら愚考はいたく異なり...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...かの虚字をもって斡旋(あっせん)する芭蕉流とはいたく異なり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...嵯峨へ帰る人はいづこの花に暮れし一行の雁(かり)や端山に月を印す朝顔や手拭の端の藍をかこつ水かれ/″\蓼(たで)かあらぬか蕎麦か否か柳散り清水涸(か)れ石ところ/″\我をいとふ隣家寒夜に鍋をならす霜百里舟中に我月を領すそのほか調子のいたく異なりたるものあり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...しかるにこの媛常人と異なり...
南方熊楠 「十二支考」
...後足に三趾を具うるので前後足とも四趾ある東半球の猪属と異なり...
南方熊楠 「十二支考」
...空模様が常と異なり...
武者金吉 「地震なまず」
...咲く花も他の所と異なり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...人喜べば其声和す、其声和すれば即ち句々繚繞(れうぜう)して出づ、七情の動く所、声調乃ち異なり、詩人たる者此理を知らざるべからず、而して此れ文典の教へざる所、詩律の示さゞる所、之を弁知すべきもの唯耳あるのみ...
山路愛山 「詩人論」
...元来特殊の画風で豊国や国貞と異なり...
山本笑月 「明治世相百話」
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